ビートたけし:「これからは落語」 独自のお笑い論語る

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 タレントのビートたけしさんが8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた同局BSプレミアムの番組「たけしの『これがホントのニッポン芸能史』」の会見に出席。たけしさんは昨今のお笑い事情について「(今は)オンタイムで見るかとかあるから、人気あるのかないのかわかりづらいけど、俺はこれから落語じゃないかなと思っている」と持論を展開。「立川談春さんとも話したけど、落語家になれていいなって人が来ていないだって。だから、俺が落語家になって引っかき回してやるかと。談春さんの弟子になって梅に春と書いて『梅春』にしようかな」とジョークを飛ばして笑いを誘った。

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 番組は、貴重なアーカイブ映像を交えつつ、たけしさんが独自の切り口でこれまでにない「日本の芸能史」を紹介するという内容。今回のテーマが「漫才師」ということを受けて、たけしさんは「(当時の)ブームのときの力はすごい。視聴率とか圧倒的に違うからね。出来の悪いとき、外で歩くの嫌だったもん。それくらい社会がお笑いに巻き込まれていて、パワーが違うんだろうと思うね」と振り返った。

 収録を振り返ったたけしさんは「本当は、NHKはこういうのがいい。好き勝手言えるのが。NHKは歌やなんかは寛容だけど、お笑いに対しての縛りがきつくて。今日収録した中でどれだけ使われるのか、ほとんど使えないんじゃないかな。漫才のネタをかなりゆるく流してたから、勇気があるな」と語っていた。会見には、同局では初共演となる所ジョージさん、NHKの片山千恵子アナが出席した。BSプレミアムで21日午後7半から放送。

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