俳優の酒井敏也さん、温水洋一さん、村松利史さんが23日、東京都内で行われた映画「騒音」の初日舞台あいさつに登場。3人そろって共演するのは今回が初めてで、監督を務めた関根勤さんは「どうしてもこの3人には出てほしかった。(共演が実現して)うれしかった」と夢?の3ショット実現を喜んだ。
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関根さんは「プロデューサーに『この3人じゃないとできないんです』とリクエストしていたんですが、少し心配していたんです。共演者とキャラがかぶると出演をいやがる人がいるでしょ。でも出ていただけた」と興奮気味に舞台裏を披露。温水さんは「この3人が一緒になることはないので、楽しかったですよ」と撮影を振り返り、酒井さんは「先週、街を歩いていたら、『温水さん』と声をかけられたんですが、映画が上映されることで僕との違いが分かってもらえると思います」と話していた。
「騒音」は、突然現れた謎の地底人から街を守るべく、地底人が吐く毒ガスに耐性を持つ“日本のオヤジ”がチームを結成し立ち向かう姿が描かれている。温水さん、村松さん、酒井さんは、中学時代の同級生で、日常生活では何かと虐げられている“オヤジ”を演じている。
関根さんは、3人が演じるキャラクターを「自分の分身」といい、「家庭内で家族に冷たくされている僕を温水さん、悪口ばかり言う裏・関根を村松さん、学生時代、僕がまったくモテなかったのを酒井さんに演じてもらっています」と説明。村松さんは「関根さんの一番ダメな部分を煎じ詰めたのが僕なんだなって……」と苦笑いで、酒井さんは「あて書きのよう。普通にやりました」と話して会場を笑わせた。
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