佐藤浩市:年を重ねた夫婦は「主従関係が変わる」? 新婚カップルに夫婦円満アドバイス

映画「愛を積むひと」トークイベントに登場した佐藤浩市さん
1 / 15
映画「愛を積むひと」トークイベントに登場した佐藤浩市さん

 俳優の佐藤浩市さんが8日、東京都内で行われた主演映画「愛を積むひと」(朝原雄三監督)の新婚カップル限定の試写&トークイベントに登場。同作で妻に先立たれた夫を演じた佐藤さんは「いつも相手がいることを当たり前だと思わないで。常にそれを意識すれば、また違う優しさ、思いやりが持てる。毒ばっかりはいていると、嫌われちゃいますよ」とアドバイス。また、妻が年下でも「お互いフラットになる。夫婦生活をしていくと“主従関係”は逆転するんです」と持論を展開し、妻の料理で何が一番好きかと聞かれ、「思い浮かばないくらいすべてがおいしい」とのろけて、会場を沸かせた。

ウナギノボリ

 この日は、夫婦の絆を描いた映画にちなんで、新婚カップル80組を招待した試写会付きトークイベント。人生経験を積んだ夫婦役を演じた佐藤さんとその妻役の樋口可南子さん、また、参加者に年齢が近い野村周平さんと杉咲花さんが登場し、それぞれの世代から結婚や夫婦について語った。夫婦の“主従関係”について、コピーライターの糸井重里さんを夫に持つ樋口さんは「主人は私の10歳上ですが『姉さん女房』と言うんです」と笑顔で明かした。一方、夫の料理については「何でも凝り性。ジャムは甘みを出すために手間ひまかけて、商品化しましたし、カレーのスパイスは、だんだん自分で作るのが大変になったので……商品化(した)」と明かして観客を驚かせつつ、「夫婦ってご飯をおいしく食べられる相棒。本当においしいものを一緒に食べ続けられれば、ずっと仲のいい夫婦でいられる」と新婚カップルにアドバイスした。

 「愛を積むひと」はエドワード・ムーニー・Jr.さんの「石を積むひと」(小学館文庫)が原作。第二の人生を送るため東京の工場をたたんで夫婦で北海道に移住したが、妻・良子(樋口さん)に病で先立たれた篤史(佐藤さん)と、良子が病に倒れてこの世を去ってから篤史の元を訪れる人間たちのドラマが描かれる。20日公開。

写真を見る全 15 枚

映画 最新記事