第153回芥川龍之介賞(以下、芥川賞 )を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが16日、東京都内のホテルで行われた受賞会見後、改めて取材に応じた。「まだよく状況が分かってないような気がしますね。ちょっとまだ、ふわふわした感じですね」と語りながら、「喜びはむちゃくちゃ(ある)。僕がもし明るい人間なら『フーッ!』て言ってると思うんですけど……」と笑わせた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
受賞の知らせは会見したところとは別のホテルでマネジャーや編集者と待っていたという又吉さんは「どきどきしながら待ってましたね。すごい緊張感なんやなと思った」と振り返り、「聞いたときは(携帯電話を持った)手が震えましたね」と告白。
受賞決定後には「選考委員の先生方にあいさつさせていただいた。『おめでとう』という言葉と厳しい言葉もいただいた。昔からずっと読んできた先生ばかりだったので感動しました」と語った。「(厳しくとも)僕にとって励みになるような言葉だった。次回作で声を掛けてくださった先生の評価を覆すような作品を作りたい」と意気込んだ。
相方の綾部祐二さんについて聞かれると、「綾部は最近よくコンビ格差とか言うてるんですけど、本当にはっきり『時計を買ってくれ』と2人きりの時に言われました」と暴露。「次にトークライブとかするときに、ぜひお祝いの回にしたい。その日はお客さんがいっぱいになればいいなと思います」と期待していた。
また、小説を書くことは「僕にとってほとんど漫才とかコントやるのと同じ」と語る又吉さん。「自分がやりたいことですし、それで人を楽しませることができる。確かに途中に苦しいこともあるんですけど、それでも僕は楽しくやってます」と説明した。「火花」の映像化については「すごく思い入れの強い作品なので、映像化されるなら空気感みたいなのは反映してもらえたらええなと」と夢を語り、最後に一言求められると、「めっちゃうれしいです」と控えめながらも喜びをあふれさせた。
又吉さんは1980年、大阪府寝屋川市生まれ。「火花」は、売れない芸人の徳永が天才肌の先輩芸人・神谷と電撃的に出会い、弟子入りを申し込み、やがて頻繁に会うようになるが……という物語。又吉さん初の純文学小説として3月に刊行され大ヒットしている。「第28回三島由紀夫賞」では最終選考で2対3のわずかな差で受賞を逃していた。
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…