テレビ試写室:「はじめてのおつかい」 25年目の人気長寿番組

18日に放送される「はじめてのおつかい」=日本テレビ提供
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18日に放送される「はじめてのおつかい」=日本テレビ提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は今年で25年目を迎える人気バラエティー特番「はじめてのおつかい」(日本テレビ系)だ。

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 「はじめてのおつかい」は、生まれて初めての“おつかい”に奮闘する子供たちの姿を克明にとらえて人気を集め、放送25年を迎える長寿番組だ。今回は「夏の大冒険スペシャル」と題して、5組のちびっ子たちの“おつかい”を紹介する。

 乗り気だったのに一度家を出てしまうと急にさびしくなって大泣きしたり、テンションが上がって自作の歌を歌ってみたり、ちょっとしたおまじないで元気になったり……。先が読めない子供たちの行動は今回も見どころ。子供の無邪気な動きに振り回されるスタッフの姿を見るのも楽しい。

 また、取材対象を長期間見守ることができるのはこうした長寿番組のメリットだ。今回も、東京・奥多摩の4歳の女の子から和歌山のでこぼこ兄弟、岡山の大家族に青森の“ツンデレ少女”と個性的な子供たちが登場するが、中でも印象的だったのが岡山県和気町に住む大家族だった。

 「『大家族』とその後」と題された「おつかい」では、10人の大家族の年の離れた長女が、5歳2カ月になる6番目の女の子と、3歳2カ月の7番目の男の子を何とかおつかいに行かせるために悪戦苦闘しているが、その7年後には長女はお母さんになり、4歳になる娘が主人公になっている。世代は変わっても似たような展開になるのが不思議なもので、3世代にわたる家族のつながりを実感させられた。

 スタジオのMCは所ジョージさんと森口博子さん。ゲストは尾上松也さん、滝沢秀明さん、竹下景子さん、出川哲朗さん、マギーさん、松嶋尚美さん。放送は18日午後7時から。

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