特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」の劇場版最新作となる「劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」(柴崎貴行監督)が8日に公開される。「仮面ライダードライブ」は、平成仮面ライダーシリーズの16作目で、主人公がシリーズを通して初めてバイクではなくスーパーカーに乗り込むという設定で話題だ。劇場版では、主人公の泊進ノ介が装着する変身アイテム「ドライブドライバー」が原因で人類が滅亡の危機に陥ってしまうことを知り、その運命を変えるために立ち向かう姿を描く。俳優の柳沢慎吾さんやお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん、タレントの筧美和子さんらがゲスト出演し、物語を盛り上げている。
ウナギノボリ
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未来から来たという自身の息子を名乗る青年・泊エイジ(真剣佑さん)と出会った仮面ライダードライブこと泊進ノ介(竹内涼真さん)は、ドライブドライバーの暴走が元でロイミュードに世界が征服されると警告を受ける。やがてドライブドライバーに異常が起き破壊行為を始め、ドライブは全国指名手配犯に。さらにエイジを狙うネクストライドロンに乗る謎の戦士・ダークドライブが出現し……というストーリー。
ドライブの変身アイテムである通称・ベルトさんが原因で未来がロイミュードに支配されているという未来も驚きだが、主人公・進ノ介の息子も登場するなど、劇場版らしいサプライズで楽しませてくれる。さらにベルトさんがあんなことになってしまうとは、まさに今作のタイトルを表しているかのような衝撃展開が続き、息つく暇もないほどだ。目を引くようなギミックだけではなく、ストーリー構成も練り込まれていて、未来という設定を生かした“どんでん返し”はまさに痛快。進ノ介とベルトさんの絆に涙腺を刺激されつつ、黒いフォルムのダークドライブのカッコよさや迫力のバトルシーンといった仮面ライダーらしさも満載だ。「手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!」と同時上映。丸の内TOEI(東京都中央区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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