玉木宏:「あさが来た」撮了に感慨 役作りで体重6キロ増も

NHK連続テレビ小説「あさが来た」のクランクアップ会見に登場した玉木宏さん
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NHK連続テレビ小説「あさが来た」のクランクアップ会見に登場した玉木宏さん

 俳優の玉木宏さんがこのほど、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」のクランクアップを迎え、主演の波瑠さんらとともにNHK大阪放送局(大阪市中央区)で会見した。昨年5月から10カ月に及ぶ撮影を終え、ヒロイン・あさ役の波瑠さんが「やせたね、やせたねと言われるので、多分、そぎ落とされたかな、いろんなものが」と変化を語ると、夫・新次郎役の玉木さんは「僕は体重を増やしましたけれどもね。6キロくらい。20週を超えたくらいから」と明かした。

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 全ての撮影を終えた玉木さんは「この長い、決してあっという間とはいえない10カ月間を無事ゴールすることができて、非常に感慨深く思っています」としみじみ。「積み重ねた時間があるので、クランクインの日ははっきり覚えてまして、亀助さん(三宅弘城さん)がおならをされた。その音まで鮮明に覚えています」と明かした。

 波瑠さんとともに演じきった、あさと新次郎の夫婦について、玉木さんは「こっちがこうなら、こっちはこうやろうと、結果的にはすごく合っている夫婦。凸凹二つ合わせれば一つ。結果的にあさができないこと新次郎が補って、足りないことを補っている理想の夫婦に見えたらと思って演じた」と明かし、「朝ドラはホームドラマ。世代交代をして家族の話として盛り上がっていく。やりがいがあった。実在するんじゃないか、そういう思いだった」と語っていた。

 クランクアップ会見には、波瑠さん、玉木さんのほか、あさの姉・はつ役の宮崎あおいさん、雁助役の山内圭哉さん、亀助役の三宅弘城さん、はつの夫・惣兵衛役の柄本佑さん、あさの娘・千代役の小芝風花さん、千代の親友・田村宣(のぶ)役の吉岡里帆さん、千代と出会った帝大の学生・東柳啓介役の工藤阿須加さんらキャストが勢ぞろいした。

 「あさが来た」は、京都の豪商の次女・今井あさ(波瑠さん)が大阪で炭鉱、銀行、生命保険などの事業を起こし、日本で初めての女子大学設立に尽力する姿などを描く。あさのモデルは“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子。朝ドラでは初めて幕末から物語がスタートしたことも話題になった。

 視聴率も好調で、昨年9月28日の初回は関東が21.2%、関西が19.7%、今年2月27日の第126回(第21週)までの期間平均は関東が23.4%、関西が21.1%を記録。関東では昨年12月4日に27.2%、関西では2月24日に24.4%(いずれもビデオリサーチ調べ)という最高の数字をマークしている。「あさが来た」はNHK総合(午前8時)などで放送。全156回で最終回は4月2日。4月23日にはスピンオフドラマがBSプレミアムで午後9時から放送される。 
 

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