あさが来た:「東京ドラマアウォード」グランプリ 波瑠が主演女優、ディーンが助演男優賞で3冠

「東京ドラマアウォード2016」の授賞式に出席した波瑠さん(前列中央)ら
1 / 1
「東京ドラマアウォード2016」の授賞式に出席した波瑠さん(前列中央)ら

 優れたテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2016」の授賞式が7日、東京都内で行われ、作品賞「連続ドラマ部門」のグランプリに2015年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」が選ばれた。同ドラマでは、主演の波瑠さんが個人賞の主演女優賞、ディーン・フジオカさんが助演男優賞を受賞し、3冠を達成した。

ウナギノボリ

 「あさが来た」は、京都の豪商の次女・今井あさ(波瑠さん)が大阪で炭鉱、銀行、生命保険などの事業を起こし、日本で初めての女子大学設立に尽力する姿などが描かれた。あさのモデルは“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子。宮崎あおいさんや寺島しのぶさん、玉木宏さんらも出演。初回(15年9月28日放送)から最終回(16年4月2日)までの期間平均視聴率は23.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、朝ドラでは今世紀最高だった。

 「東京ドラマアウォード」は、市場性や商業性にスポットを当て「世界に見せたい日本のドラマ」をコンセプトに、優れたテレビドラマを表彰する賞で、今年で9回目。ほかに、「下町ロケット」(TBS系)の阿部寛さんが主演男優賞、「僕のヤバイ妻」(関西テレビ・フジテレビ系)の木村佳乃さんが助演女優賞、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)の主題歌「明日への手紙」で、手嶌葵さんが主題歌賞を受賞。また作品賞「単発ドラマ部門」では、人気グループ「嵐」の二宮和也さんとお笑いタレントのビートたけしさんが初共演し、立川談春さんの人気エッセーをドラマ化した「赤めだか」(TBS系)がグランプリに輝いた。

テレビ 最新記事