藤岡弘、：仮面ライダー1号“変身シーン”に熱い思い　「これが原点」

　俳優の藤岡弘、さんが15日、東京都内で行われた主演映画「仮面ライダー1号」（金田治監督、3月26日公開）の完成披露イベントで、舞台あいさつに登壇した。本郷猛（仮面ライダー1号）を演じた藤岡さんは“変身シーン”について「これが仮面ライダーの原点」と力を込めると、「45年前もそういう気持ちでやらせてもらっていたが、今回はもっと強く、45年分の思いや重み、サムライ魂といいますか、決意、決断、覚悟、信念、愛と正義の勇気のメッセージを込めた」と語った。

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　「仮面ライダー」シリーズは71年に放送が開始され、第1作「仮面ライダー」では藤岡さんが主演し、視聴率30%超えを記録するなど変身ヒーローブームを巻き起こした。今回の劇場版は、藤岡さんが72年に公開された映画「仮面ライダー対じごく大使」以来44年ぶりに仮面ライダー1号として主演。長年にわたって海外で悪と戦っていた初代・仮面ライダーの本郷猛が、一人の少女の危機を知り、急きょ日本に帰国し、仮面ライダーゴースト＝天空寺タケル＝やその仲間たちと出会い、少女の危機、そして日本の最大の危機を救うべく“変身”する……というストーリー。

　藤岡さんは映画について「企画から携われせていただいて、何度も何度も練り上げながら、主演として今回、完成することができてうれしく思う」と笑顔を見せた。また藤岡さんは「過酷な撮影だったけど映画っていいなって、久びさに時を忘れた。45年前を思い出したし、どんどんと思い出がよみがってきて、楽しかった」と振り返っていた。

　舞台あいさつには天空寺タケル（仮面ライダーゴースト）役の西銘駿さんら「仮面ライダーゴースト」チームのメンバーに加え、岡本夏美さんや大杉漣さんらも登場。藤岡さんは、ヒロイン役の岡本さんについて「こんな娘がいたらって思った。素直でいい子で……」と照れ笑い。また大杉さんは、藤岡さんから寒い撮影現場でコーヒーをごちそうになったエピソードを披露すると、「渡されたコーヒーの袋にも『藤岡コーヒー』って書いてあった。うれしかった」とほおをゆるめていた。