「第88回アカデミー賞」の主演男優賞に輝いた米俳優のレオナルド・ディカプリオさんが23日、東京都内で行われた主演映画「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)の会見に出席。2014年1月の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(マーティン・スコセッシ監督)のPR以来、約2年ぶり10度目の来日を果たしたディカプリオさんは「オスカー像は今どこに?」と聞かれると、「家に、居間にあります。友達がみんな見せてほしいと好奇心を持ってやってきます。そこに飾ってあるのがうれしいです」と笑顔で語った。
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ディカプリオさんは2月29日(現地時間28日)に米ロサンゼルスで開催された「第88回アカデミー賞」で、初ノミネートから22年越しでオスカーを獲得。会見には、スチールカメラ約250台、テレビなどの映像カメラ約50台と、総勢約500人の報道関係者が詰めかけた。
司会者や報道陣からオスカー受賞を祝福されると軽くお辞儀し、質問者からの「おめでとうございます」という言葉には「ありがとうございます」と日本語で応えたディカプリオさん。映画については「私にとって特別なもの、この映画の世界にどっぷりつかりました。どうやって監督がこのような映画を作ったか、いまだに分からないですけれど、映画史に残る芸術作品になった」と自信を見せた。
また、念願の主演男優賞を取ったことでの変化を聞かれると「まだ数週間前の出来事で全く分からない。変わらないことを望んでいます。(受賞は)もちろん素晴らしいことですが、理想を追求していく。自分の俳優の英雄たちに続きたい」と真摯(しんし)にコメント。久しぶりの日本については「桜の開花時期に来たことがないので、すごく楽しみです!」と笑顔で語っていた。
「レヴェナント:蘇えりし者」は、昨年「グランド・ブダペスト・ホテル」と並んで最多タイとなる4冠を獲得した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のイニャリトゥ監督の最新作で、大自然と自らの運命にあらがった男の再生を描くドラマ。ディカプリオさんは、狩猟中に熊に襲われ瀕死(ひんし)の重傷を負ったうえ、目の前で息子を殺され復讐(ふくしゅう)を誓うハンターのヒュー・グラスを演じている。4月22日公開。
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