あさが来た:あさ、はつの今後は? あの美少女も再登場 最終週の見どころ

波瑠さん(中央)ら「あさが来た」の出演者
1 / 1
波瑠さん(中央)ら「あさが来た」の出演者

 NHK連続テレビ小説「あさが来た」が4月2日に最終回を迎える。最終週「柔らかい心」では、波瑠さん演じるヒロインあさの去就も気になるが、もう一人のヒロイン宮崎あおいさん演じる姉のはつの今後や、玉木宏さんが演じるあさの夫・新次郎の体調、ふゆを演じた清原果耶(きよはら・かや)さんが再登場、大島優子さん演じる平塚らいてうとの“対決”など気になる展開の連続となりそうだ。そんな最終週の見どころは……。

ウナギノボリ

 ◇もう一人のヒロインはつは?

 「あさが来た」は、京都の豪商の次女・あさ(波瑠さん)が大阪で炭鉱、銀行、生命保険などの事業を起こし、日本で初めての女子大学設立に尽力する姿などを描く。あさのモデルは“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子。宮崎あおいさんや玉木宏さんらも出演している。朝ドラでは初めて幕末から物語がスタートしたことも話題になった。25週連続で週間平均視聴率が20%の大台超えを記録。2002年放送の「さくら」の期間平均視聴率23.3%を超え、朝ドラでは今世紀最高の期間視聴率を記録するかも注目されている。

 最終週で気になるところは、姉はつの今後。実在する広岡浅子の姉は、実際には若くして亡くなっている。ドラマでも、嫁ぎ先の山王寺屋が没落した後、大阪を去り、和歌山でみかん農家を始め、出番が減るのが心配されたが、“もう一人のヒロイン”とも呼ばれるほどの人気が後押したのか、コンスタントに登場している。だが、夫・惣兵衛(柄本佑さん)も亡くなり、苦難の連続だったはつの行く末はいかに。

 ◇新次郎の命は? 大島優子演じる平塚らいてうが“対決”!

 前半でディーン・フジオカさん演じる五代友厚が大人気となり、1月に五代が最期を迎えると、女性ファンが「五代ロス」に陥るなど、フジオカさんばかりがイケメンとして注目されたが、玉木さん演じる新次郎も、ひょうひょうとしながら、ここぞという時はビシッと決める“イケメンぶり”で女性ファンの心をつかんでいる。だが、新次郎は、医者に「残された時間は短い」と診断されており、史実でも広岡浅子は夫に先立たれているため、ファンは心配なところだ。

 また、 大島さん演じる平塚明は、あさが設立した日の出女子大学の学生だが、あさを「地位と金の力をひけらかす押し付けがましい婦人」と批判し、後に「平塚らいてう」として女性解放運動に奔走する役どころで、2人の対決も注目される。

 加野屋の奉公人としてあさを支え、番頭の亀助(三宅弘城さん)の妻となったふゆ役を13歳で演じた清原果耶(きよはら・かや)さんは、デビュー半年とは思えない存在感を発揮した。最終回でふゆの娘ナツ役で待望の再登場をする。“ブレーク必至”といわれる美少女も見逃せない。

 そして、史実では晩年まで女性の教育に生涯を懸ける広岡浅子だが、最終回、あさがどんな結末を迎えるのか、1日も目を離せない“あさ”が続きそうだ。

 「あさが来た」はNHK総合(午前8時)などで放送。全156回。

テレビ 最新記事