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注目映画紹介:「更年奇的な彼女」 クァク・ジェヨン監督最新作は笑って泣けて幸せになるラブコメ

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映画「更年奇的な彼女」のメインビジュアル (C)New Classic Media Corporation

 「猟奇的な彼女」や「僕の彼女はサイボーグ」を手がけた韓国のクァク・ジェヨン監督による“アジアの彼女3部作”の完結編となる映画「更年奇的な彼女」が8日に公開される。映画は、ジェヨン監督自ら脚本も担当し、新たな“破天荒ヒロイン”を描いたラブコメディー。大学の卒業式にプロポーズするも断られ、その後、26歳で若年性更年期と診断されてしまうヒロインのドタバタ劇を描き、中国では32億円を超える大ヒットを記録した。日本語吹き替え版では、ヒロインのチー・ジアの声を女優の藤原紀香さんが担当している。

 女子大生のチー・ジア(ジョウ・シュンさん)は、卒業式にウエディングドレスで出席し、同居中の恋人にサプライズでプロポーズ。しかし、公衆の面前で断られてしまう。卒業後も彼を忘れられないチー・ジアは、トラウマを引きずりながら26歳となり、医者から若年性更年期と診断されてしまう。ある日、チー・ジアは、ホームレスにからまれているところを、大学時代は“最もさえない男”だったユアン・シャオオウ(トン・ダーウェイさん)に助けられる。帰る場所がないというユアンを家に連れて帰り、チー・ジアは同居生活を始めるが……というストーリー。

 ラブストーリーの巨匠であるジェヨン監督の最新作は、またもや驚くべき設定のヒロインで見るものの意表を突いてくる。見どころはいくつかあるが、やはりジョウ・シュンさんが恋の病から早めに更年期を迎えたと診断されるヒロインという難役を、絶妙なバランス感覚でキュートに演じている姿に魅了される。物語に更年期というワードが入っているが決して重い展開ではなく、女性の自由な雰囲気と男性のピュアな心がコミカルに描かれていて泣き笑いしてしまう。シンプルながらメリハリと意外性のある展開に引き込まれ、一筋縄ではいかないクライマックスも興味深い。映画を見ると、愛によって変化していくこと、幸せになる権利は誰にでもあるという当たり前のことに改めて気づかされた。8日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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