今週の真田丸:第22回「裁定」 原告・北条、被告・真田 沼田裁定で法廷ドラマに 

「真田丸」の第22回「裁定」の一場面=NHK提供
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「真田丸」の第22回「裁定」の一場面=NHK提供

 俳優の堺雅人さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「真田丸」の5日放送の第22回「裁定」では、沼田城の所有をめぐる「沼田裁定」が描かれる。真田は、北条氏政(高嶋政伸さん)の沼田城明け渡し要求を断固拒否。秀吉(小日向文世さん)が判事役となり、原告・北条、被告・真田の“戦国裁判”が開廷し、聚楽第(じゅらくてい)の大広間が“法廷”となる。

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 「真田丸」は、堺さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・信繁を演じており、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描いている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけている。

 5月29日放送の第21回「戦端」は、秀吉が天下統一の総仕上げに乗り出すことになり、北条に上洛を促すが、北条は真田が沼田城を明け渡すことを条件にする……という展開だった。

 第22回「裁定」は、長い間、真田と北条との間で争われてきた“沼田問題”に決着を付ける戦国裁判劇が描かれる。北条は、そもそも沼田城を所有していたのは北条で、真田にかすめ取られたと主張。対する真田は、沼田は真田が織田から勝ち取ったと反論する。沼田裁定では、信繁(堺さん)が真田の代表として北条の重臣・板部岡江雪斎 (山西惇さん)に勝負を挑み、徳川方の証人・本多正信(近藤正臣さん)も加わり、大論戦が繰り広げられる。

 見どころは“法廷ドラマ”のような展開だ。信繁と江雪斎が意見をぶつけ合い、それを楽しみながら眺める秀吉……とスリリングなドラマを楽しめる。

 「真田丸」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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