俳優の向井理さんが主演し、「TRICK」「SPEC」シリーズの堤幸彦監督が演出を手がけた連続ドラマ「神の舌を持つ男」(TBS系、金曜午後10時)の初回が8日、15分拡大版で放送され、平均視聴率は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
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「神の舌を持つ男」は、舌に乗せたものを検査機器並みの精密さで分析できる“絶対舌感”を持つ男・ 朝永蘭丸(ともなが・らんまる)ら男女3人がボロ車に乗って、謎の温泉芸者“ミヤビ”を探す秘湯の旅に出て、行く先々で事件に巻き込まれる……というコミカルミステリーだ。
向井さんと堤さんは連ドラ初タッグで、流浪の骨董屋で2時間サスペンスマニアの“ウザカワ女”甕棺墓光(かめかんぼ・ひかる)役で木村文乃さん、暴走しがちな2人を鋭い突っ込みでまとめる唯一まともな人格者?の宮沢寛治役で佐藤二朗さんも出演。ギャグやパロディーが満載された“堤ワールド”全開のやりとりを繰り広げる。
第1話は、謎の温泉芸者“ミヤビ”を探し、旅に出た3人が、栃木県の奥日光にある秘湯「湯西川温泉」にたどり着く。温泉地に到着すると、ミヤビが男と立ち去っていくところで、あわてて後を追おうとするが、車がガス欠で立ち往生。落胆する蘭丸をよそに、寛治は宿の女将(片平なぎささん)に、温泉で客の背中を流し、あかすりやマッサージをする「三助」をするので、1泊させてほしいと申し出る。実は、蘭丸は“伝説の三助”といわれる「大津のヘースケ」こと朝永平助(火野正平さん)の孫で、弟子でもあったのだ。そこへ、近くの川で死体が発見されたと、温泉組合長の石原(大河内浩さん)が駆け込んできて……というストーリーだった。
ドラマは毎週金曜日午後10時に放送。
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