この世界の片隅に:動員11万人突破 週末動員は前週比124%

観客動員が11万人を突破した「この世界の片隅に」の一場面(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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観客動員が11万人を突破した「この世界の片隅に」の一場面(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)が12日の公開から9日間で観客動員が11万人を突破したことが分かった。興行収入は1億6000万円を突破し、68館という小規模公開の作品としては異例のヒットを記録している。

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 19、20日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、同作の週末の興行収入は約5679万9000円、動員は約4万人で、10位にランクインした。動員は前週比124%となった。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガ。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。劇場版は、女優ののんさん(能年玲奈から改名)がすずの声優を務めていることも話題になっている。

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