元マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美さんが、4月スタートのNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ひよっこ」に出演していることが15日、分かった。同日、東京・渋谷のNHKで行われたドラマの第1週試写会で明らかになった。

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　増田さんは、女優の有村架純さん演じるヒロイン・谷田部みね子が通う茨城の高校の体育教師役で3週目に登場する。また増田さんは今回ドラマの“語り（ナレーション）”を担当しており、制作統括の菓子浩チーフプロデューサーは、起用理由にまず「声の良さ」を挙げ、さらに「（語りの）『谷田部家の食事のメニューはこんなのでした』とか、一見いらないような情報から、時代をリアルに感じてもらえるんじゃないか。増田さんならいらない情報を入れても許してもらえるんじゃないか」と明かした。

　「ひよっこ」は96作目の朝ドラで、「ちゅらさん」などの脚本家・岡田惠和さんのオリジナル。高度経済成長期に集団就職で上京した“金の卵”が、殻を破って成長していく姿を描く。大家族の農家に生まれ、のんびりした少女に育った主人公・谷田部みね子が、東京で行方不明になってしまった父を捜すために、集団就職で上京する……というストーリー。

　みね子の父・実を沢村一樹さん、母・美代子を木村佳乃さんが演じ、古谷一行さん、峯田和伸さん、佐久間由衣さん、羽田美智子さんらも出演。主題歌は桑田佳祐さんの新曲「若い広場」が起用される。

　4月3日スタート。NHK総合で月～土曜午前8時ほかで放送。