MD松尾のヒット解析:「アライアンス・アライブ」が予想以上のヒットで欠品

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「アライアンス・アライブ」(3DS、フリュー)が首位を獲得。予約が好調だったので期待していましたが、まさかここまでの人気とは……という印象。一部で欠品している店舗もあるようです。前回首位の「ARMS」(NS、任天堂)も2位で順調な動き。2週目の下げ幅が少なく、ロングセラータイトル特有の売れ方になっています。「ファイナルファンタジー15:紅蓮のリベレーター」(PS4、スクウェア・エニックス)は想定通りの売れ行き。前週からPS4本体の販売台数が伸びており、本作がけん引しているのかもしれません。

 ◇今週の動き

 DSの名作RPGをフルリメークした「ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー」(3DS、アトラス)がトップと予想。「アライアンス・アライブ」もそうでしたが、ここしばらくRPGにいい風が吹いていますね。2位以下には「ARMS」「マリオカート8 デラックス」(NS、任天堂)が続くとみています。

 ◇ランキングは次の通り(19~25日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 アライアンス・アライブ(3DS)

2位 ARMS(NS)

3位 ファイナルファンタジー15:紅蓮のリベレーター(PS4)

4位 マリオカート8 デラックス(NS)

5位 GOD WARS(Vita)

6位 モンスターハンターダブルクロス(3DS)

7位 GOD WARS(PS4)

8位 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(NS)

9位 鉄拳7(PS4)

10位 ニーア オートマタ(PS4)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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