宮里藍選手:引退発表も「全然何も変わらない」 「自分自身が一番驚いています」

LPGA女子ゴルフツアーのメジャー第2戦「全米女子プロゴルフ選手権」に参戦している宮里藍選手 (C)Getty Images
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LPGA女子ゴルフツアーのメジャー第2戦「全米女子プロゴルフ選手権」に参戦している宮里藍選手 (C)Getty Images

  女子ゴルフの宮里藍選手が出場するLPGA女子ゴルフツアーのメジャー第2戦「全米女子プロゴルフ選手権」が米イリノイ州のオリンピア・フィールズCCで行われている。WOWOWでは7月3日まで大会の模様を連日生中継する。今季限りで現役を退く宮里選手にコースの印象や意気込みを聞いた。

ウナギノボリ

 ――コースの印象は?

 すごくいいコースだなという印象ですね。トータルしていろいろなことが求められるコースじゃないかな。ショットもパットもグリーン周りも結構タフなコースだと思います。

 ――今までさまざまなメジャー大会に出場されましたが、今大会のセッティングはどうですか。

 すごくフェアなセッティングだと思っています。もちろん飛ぶ人も結構短いクラブでセカンドを打てるところもあるかもしれないですけれど。でも、飛ばなくでも精度で勝負できるところがあるホールがいくつかあると思うので、すごくフェアなセッティングだと思います。

 ――どういう気持ちでこのメジャー大会に入りましたか。

 先週は久しぶりのアメリカツアーだったので、なかなかグリーン上でのフィーリングに手こずりました。日本と違って芝がすごくクセがあるので。今週もポアナ(芝)が入っていたりして、天気によっては大分、影響を受けるグリーンですし、すごく集中力を使うグリーン。気持ちとしては(先週は)大会に入るにあたって、すごくいい大会だったなと思っています。

 ――引退を発表してから、気持ちはどう変わりましたか。

 自分が思っていたよりも全然何も変わらなくて、自分自身が一番驚いています。こっち(米ツアー)の人もみんな優しく受け入れてくれて。まだもう少しプレーするということもあって、あまり興奮状態ではなかったのが良かったと思うんですけど、自分としてはいつもの自分でいつものルーティンをキープして、ここまで来ているので、そこはすごく良かったなと思います。

 ――その気持ちはプレーに出ていますか。

 一つ一つの瞬間が自分にとっては最後なので、丁寧に、より集中してできているのではないかなと思います。今までだとうまくいかないとフラストレーションがたまったり、今週は自分の週じゃないなと思うこともたくさんあったりしましたが、そういうことに関係なく自分のベストを尽くさなければいけないので、そういう意味においては、すごく楽しいですし、今週もいい意味でいろんなことにチャレンジできるんじゃないかなと思います。

 ――今大会はどこに気をつけたら上に行ける!と考えていますか。

 グリーン上の勝負になる気はするんですけど、攻め切らなきゃいけないところは攻め切らないといけないし、多少のリスクを背負って、打っていかなきゃいけないセカンドショットとかもあるので、そこをしっかりどう割り切っていけるかが大事だと思います。あとは、グリーンを取りこぼしたときに、どれだけパーを拾えるかというところだと思うので、そのへんは自分のショートゲームの良さを生かしてやれたらいいかなと思います。

 ――今大会の意気込みをお願いします。

 自分のトータルのスキルを求められるコースだと思うのですごく楽しみです。あとはスコアが全然予想がつかないので、逆にいえばフラットな状態で挑みたいです。でも、できるだけアグレッシブに明日から頑張りたいです。

 *……WOWOWライブでは「全米女子プロゴルフ選手権」を7月3日まで連日生中継する。30日深夜1時半から無料放送し、7月2、3日は午前4時に放送。配信サービス「WOWOWメンバーズオンデマンド」では、専用カメラで宮里選手のプレーを全ホールをライブ配信する。

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