ザ・リーダー:京都吉兆・徳岡邦夫社長 ミシュラン三ツ星の一流料亭の転機とは…

京都吉兆の徳岡邦夫社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供
1 / 6
京都吉兆の徳岡邦夫社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を描き出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が9日午前5時から放送される。今回は一流料亭として知られる京都吉兆の徳岡邦夫社長を紹介する。

ウナギノボリ

 京都吉兆の徳岡邦夫社長は1960年生まれの57歳。「吉兆」の創業者・湯木貞一さんの孫として生まれ、プロのミュージシャンを目指していたというが、20歳の頃から祖父の下で料理の修業に打ち込んだ。その後、高麗橋吉兆、東京吉兆での修行を経て、結婚後、京都吉兆に戻り、95年から京都・嵐山本店の総料理長、2009年からは京都吉兆の社長も務めている。

 番組では、8年連続でミシュランの三ツ星を獲得した嵐山本店で高井アナウンサーに祖父との思い出の一品という「にゅうめん」を振る舞うほか、美食家として名高い芸術家の北大路魯山人が開店当初の吉兆を訪れ、あるものを料金の代わりにしたというエピソードも紹介する。また、「一番の転機」という07年に起きた船場吉兆の産地偽装などの騒動で、別会社だった京都吉兆も大打撃を受け、組織を見直すきっかけとなったことを振り返り、京都吉兆や日本料理の今後についても語る。

 「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを、高井アナが訪ね、人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざま話を聞き、“関西経済の潜在力”を探る。次回は8月20日、ローソンの竹増貞信社長を紹介する。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事