声優の小山力也さんが24日、東京都内で開かれた大ヒット海外ドラマ「24-TWENTY FOUR- レガシー」と「プリズン・ブレイク シーズン5」のトークイベントに出席。長年にわたって行ってきた「24 -TWENTY FOUR-」シリーズの前作までの主人公ジャック・バウアーの日本語吹き替えについて、知られざる苦労を告白した。
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小山さんは「ジャックと(自身)の共通点はどっちも小心者ということ。台本をもらっても自分の(演技の)出来上がりが間に合わなくて。夜中も『クソッ』とどなって、台本を何度投げたかわからない。夜中でも(ジャックのせりふの)『爆発するぞ!』『逃げろ!』と叫んで、近所から苦情がくるぐらい……」と試行錯誤していたことを明かした。
そして納得のいかないまま収録現場に行くと、共演者の声を聞いて今までできなかったことが突然できたというエピソードも語った。司会者が「吹き替えにそんな苦労があったとは」と驚くと、小山さんは「そんなに簡単にできるもんじゃないんですよ」と冗談っぽく語気を強め、最新作「レガシー」で新主人公エリック・カーター役の声を担当する鈴木達央さんから「小心者でなく、(ジャックのように)暴走しがち」と突っ込まれていた。
「24 -TWENTY FOUR-」は、米国の組織「CTU(テロ対策ユニット)」の捜査官ジャック・バウアーがテロリストと戦う人気ドラマ。最新作の「レガシー」は、陸軍部隊の精鋭・エリック・カーター(声・鈴木さん)が凶悪なテロを阻止するという内容で、キーファー・サザーランドさんが製作総指揮として参加する。
「プリズン・ブレイク」は、IQ200の天才、マイケル・スコフィールド(声・東地宏樹さん)が、死刑囚となった兄・リンカーン・バローズを救うためわざと刑務所に行き、脱獄して逃げ延びるという人気ドラマ。「シーズン5」では、前作から7年後が舞台で、死んだはずのマイケルの生存を裏付ける証拠が見つかるところから物語が進む。
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