女優の松下奈緒さんと俳優の古田新太さんのダブル主演で2015年に放送されたWOWOWの連続ドラマ「闇の伴走者」の続編が、2018年3月から放送されることが17日、明らかになった。前作に引き続き、松下さんが出版関係専門の調査会社「EKリサーチ」の調査員・水野優希、古田さんがフリーランスのマンガ編集者・醍醐真司を演じ、1949年(昭和24年)に国鉄初代総裁がれき死体で発見され、いまだ多くの謎が残ることから“戦後最大のミステリー”といわれる「下山事件」にも迫る。
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前作で初共演した古田さんと再タッグを組む松下さんは「また古田さんとご一緒させていただけてとてもうれしいです。かみ合ってるのか、かみ合っていないのか分からない、そんな2人が繰り広げる事件解決への道のりを、古田さんと一緒に頑張っていきたいと思います。再結成できて本当にうれしいです」と喜んでいる。
「闇の伴走者」は、「MASTERキートン」など浦沢直樹さんとともに人気マンガを手がけた長崎尚志さんの小説が原作。続編「闇の伴走者~編集長の条件」は、かつて一世を風靡(ふうび)した伝説のマンガ誌編集者がビルの屋上から転落死し、遺書も不審な点もないことから、警察は早々に「事故」として処理するが、その死には不可解な点が多く残され、優希(松下さん)と醍醐(古田さん)は解明に乗り出す。手がかりは故人が残した作者不明の古いマンガ画稿。2人は調査を進めると、やがて戦後最大の謎「下山事件」にたどり着く……というストーリー。
「下山事件」とは、1949年(昭和24年)に当時の国鉄総裁・下山定則がれき死体で発見された事件。さまざな要因や時代背景が絡まりあった結果、いまだに解決されていない昭和史に残る大きな謎の一つ。ドラマでは、伝説のマンガ編集者の死の真相を追い始めた優希(松下さん)と醍醐(古田さん)が、やがて一枚の「紙芝居」にたどり着き、その「紙芝居」と「下山事件」がどのように関係するのかが、大きな見どころとなる。
松下さんは脚本について「何度読んでも面白くて鳥肌が立ち、夢中で読ませていただきました。続きがすごく気になるし、出てくる人全員が怪しい(笑い)。いろいろな伏線を回収したときの爽快感は気持ちのいいものでした。でもサスペンス的な面白さもそうですが、パート1とは違って、醍醐も優希も何かが変化している。優希の父の不審な死の真相についても楽しみにしています」と語っている。
「連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件」は全5話。18年3月31日から毎週土曜午後10時に放送。初回は無料放送。
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