注目ドラマ紹介:「anone」 「Mother」坂元裕二のオリジナル 広瀬すずがベリーショートに

ドラマ「anone」の第1話のワンシーン=日本テレビ提供
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ドラマ「anone」の第1話のワンシーン=日本テレビ提供

 女優の広瀬すずさんが主演の連続ドラマ「anone(あのね)」(日本テレビ系、毎週水曜午後10時)の放送が10日、スタートする。「Mother」や「Woman」に続く日テレと脚本家の坂元裕二さんが組むオリジナル作の第3弾で、演出の水田伸生さんら両作品に携わったスタッフも参加。社会からはぐれた少女と老齢の女が出会い、引かれ合う関係が描かれる骨太のドラマだ。

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 広瀬さんは、ネットカフェに住む挙動不審な少女・辻沢ハリカ役を演じる。「Mother」や「Woman」が元々大好きで、DVDまで持っていたという広瀬さんはこの役のためにベリーショートにしたほどの気合の入れよう。田中裕子さんはハリカを気にかける法律事務所の事務員の林田亜乃音(あのね)役、瑛太さんは謎の男・中世古理市役、小林聡美さんは男運の悪い女性・青羽るい子役、阿部サダヲさんはカレーショップの店長・持本舵役、火野正平さんは法律事務所の所長・花房万平役を演じる。

 第1話は10分拡大。「ハズレ」と呼ばれる少女のハリカは清掃のアルバイトをしながら、2人の少女と共にネットカフェに寝泊まりし、楽しみは、スマホのチャットで、療養中の男性「カノンさん」と他愛ないチャットをすることだった。一方、亜乃音は自宅1階の廃業した印刷工場の床下で、大量の1万円の束を見つける。

 そんなある日、友人が「札束の入ったバッグが捨てられるのを見た」と言い出し、「柘(つげ)」という町を目指す。その町の名は、ハリカが祖母と暮らしていたという記憶のある場所だった。

 一方、医者から半年の余命宣告を受けた舵は店をたたもうとしていたが、最後の客となったるい子と意気投合。2人で死に場所を求めて「柘」という町にたどり着く。捨てられた大金をきっかけに出合うはずのない人たちがつながっていく……というストーリーだ。10日から毎週水曜午後10時放送。

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