映画「パディントン2」(ポール・キング監督)が、19日から東京・TOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開される。すっかりロンドンっ子になったクマのパディントンが、おばさん孝行しようとしたところ、落ち目の俳優にはめられて無実の罪を着せられるというストーリー。英俳優のヒュー・グラントさんが演じる敵役を相手に、パディントンがスピーディーなアクションで大奮闘。ワイルドかつ可愛くて、目が離せない。
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英国の児童書を映画化しヒットした「パディントン」(2014年)の続編。ロンドンのウィンザー・ガーデンで、ブラウン一家の一員として暮らすパディントン(声・ベン・ウィショーさん)は、育ての親のルーシーおばさんへ100歳の誕生日プレゼントを贈ることを思いつく。プレゼントは、グルーバー(ジム・ブロードベントさん)の骨董(こっとう)品屋で見つけた、ロンドンの街並みを再現した飛び出す絵本にしようと心に決め、初めてのアルバイトに精を出す。
お金がたまった頃、何者かが店から絵本を盗み出すところを目撃したパディントンは、駆け付けた警察によって誤認逮捕されてしまう。絵本には秘密が隠されていて、落ち目の俳優ブキャナン(グラントさん)が狙っていたのだが……という展開。
物語もアクションも前作よりもスケールアップ。パディントンはぬれ衣を着せられて、刑務所に入れられてしまい、ブラウン一家と共に真犯人を追う。おなじみのスーツケースが大活躍。敵を追って暴走する汽車から飛び移るシーンでは、ケースの中の微妙な道具によって、ハラハラ、ドキドキが倍増する。
パディントンが必死なのも、おばさんにロンドンの街を見せたいから。その街並みが、絵本から迷い込んだ映像や、気球から見下ろす風景の中にファンタジックに描き出される。既に家族になったパディントンとブラウン一家、ルーシーおばさんへの温かい愛情にほっこりさせられる。
昨年6月に91歳でこの世を去った原作者のマイケル・ボンドさんの精神を受け継ぎ、「ハリー・ポッター」シリーズのデビッド・ハイマンさんがプロデュースした。「ラブ・アクチュアリー」(03年)などに出演したグラントさんが、ナルシストな落ち目俳優をコミカルに演じ、「ハリー・ポッター」シリーズでマッド・アイ・ムーディ役だったブレンダン・グリーソンさんが、パディントンと男の友情をはぐくむ囚人役でムードを盛り上げる。日本語吹き替え版では、俳優の松坂桃李さん、古田新太さん、斎藤工さん、三戸なつめさんらが声を担当した。(キョーコ/フリーライター)
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