安藤サクラ:朝ドラヒロイン会見でパニックに 子連れで大阪に

NHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインを演じる安藤サクラさん
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NHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインを演じる安藤サクラさん

 女優の安藤サクラさんが、2018年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」でヒロインを務めることが31日、明らかになった。インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんの半生がモデルのドラマで、安藤さんは、仁子さんが主人公の福子を演じる。同日、東京都内で会見が開かれ、安藤さんは「すごく緊張しています。相当、覚悟を決めて、やっとここに立てた。いろいろなことを考えて、たくさんの時間をかけて、悩んでオファーをお受けした。ここに立って、真っ白になってしまいました。こんなことになると思わなかった。ちょっと一息ついて……。どうしよう恥ずかしい」とパニック状態になりながら語った。

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 17年に第一子を出産した安藤さんは「昨年10月の頭にオファーをいただき、子供を産んで、これから先のことは考えずに、子供のために過ごしていこうと考えていました。オファーをいただき、悔しい気持ちになりました。朝ドラは憧れていました。私は、子供を産んだし、この世界にはご縁がなかった、しみじみしていた。まさかヒロインとは、おばちゃんだし、子持ちだし……。子供を育てることが第一」と明かした。

 家族の反応について「夫(柄本佑さん)は面白がってくれるな!と思って伝えたら『できるかもしれない。考えてごらん』と言われ、夫に背中を押され、家族に相談しました。夫の両親(柄本明さん、角替和枝さん夫妻)も私の父(奥田瑛二さん)も役者の仕事をしているので、みんな『なんで、やらないの?』という答えが返ってきた。家族に励まされ、やってみよう!という気持ちになった。今はいざ出陣!という気持ち」と話した。

 撮影は大阪で行われるが、子供は「大阪に一緒に行きます」という。「すんなり覚悟が決まったのは、皆さんが本当にアットホームに迎えていただき、『みんなで育てましょう』と言っていただけたことが、心に響いた。働き方改革ということで、ママにも優しい働き方になっている。愛情をたっぷり注いで、みんなにとって幸せな時間になれるように伝えたい」と語った。

 また「プレッシャーを意識してみたけど、嫌なプレッシャーは背負わないようにしたいと思っていた。それは、子育てから学んだ強み。福子は嫌なことがあっても、いいエネルギーに変換する。私もそうでありたい。ちょっとだけ台本を読んだのですが、ものすごく面白い。32歳で演じるには若いところもありますが、温かい目で見守っていただければ」と意気込みを語った。

 「まんぷく」は、ドラマ「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などを手がけた福田靖さんが脚本を担当する。99作目で大阪放送局制作の朝ドラとしては42作目。18年10月1日~19年3月30日に全151回を放送予定。

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