木村拓哉&山口智子:「ロンバケ」以来22年ぶりドラマ共演で“元夫婦”に 久々の再会でハグ

連続ドラマ「BG~身辺警護人~」で22年ぶりにドラマ共演した木村拓哉さん(右)と山口智子さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「BG~身辺警護人~」で22年ぶりにドラマ共演した木村拓哉さん(右)と山口智子さん=テレビ朝日提供

 元「SMAP」の木村拓哉さんと女優の山口智子さんが、社会現象を巻き起こした1996年の大ヒット恋愛ドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系)以来、約22年ぶりにドラマで共演を果たすことが18日、明らかになった。山口さんが木村さん主演の連続ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第6話と第7話(22日、3月1日放送)に出演し、木村さん演じる民間のボディーガード・島崎章の元妻・小田切仁美(おだぎり・ひとみ)を演じる。

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 2人はこのほど東京都内で、微妙な距離感の“元夫婦”の再会シーンを撮影後に会見。22年ぶりのドラマ共演について、木村さんは「この作品に参加してくれることにすごく感謝しています。山口さんとの撮影は『これ、これ!』っていう感じがすごくあった。本番でカメラが回っているのにどこかノンフィクションな感覚になってしまって、『あぁ、昔もこうだったな』って何度も思い出していました」としみじみ。山口さんも「ついにまた会えると思いましたね。うれしかった」と共演決定時の心境を明かし、撮影について「むちゃくちゃ、安心感があるの。『あー、これ、これ!』って。本当に感慨深く幸せな撮影でした!」と振り返った。

 ◇瀬名と南に戻った? さながらロンバケ最終回

 撮影に先立ち、衣装合わせのために同局を訪れていた山口さんは、スタジオで撮影していた木村さんの元を訪問。久々の再会に戸惑ったのか、山口さんの姿を見たときもすぐにはその場を動けなかった木村さんだったが、大きく手を広げた山口さんを力強くハグし、そのまま抱き上げるという「ロングバケーション」の最終回で瀬名(木村さん)と南(山口さん)が繰り広げた名シーンさながらの行動に出たといい、山口さんは「その状況に、一瞬で時計が巻き戻ったような不思議な感動でした。22年じゃなくて、22秒しかたっていないんじゃないかなという感じです!」と笑顔で明かした。

 今回、山口さんが演じる仁美は、章より2歳年上の姉さん女房。15年前に章と結婚し、一人息子の瞬をもうけるものの、6年前のある出来事をきっかけに別々の道を歩むことを選択。しかし、ここ3カ月ほど、誰かに狙われていると感じ、章に警護を依頼してくる。再婚した夫は若く優秀な研究者で「夫婦仲もラブラブ」と息子から聞かされ、実は気が気でなかった章は、思いがけない仁美との再会に心をざわつかせる……という展開だ。

 木村さんは「山口さんに出ていただく第7話では島崎章のまた新たな一面が、別れた奥さんという観点から明らかになります。山口さんの存在がより大きなアクセントになり、皆さんが想像している『BG~身辺警護人~』とは違う方向に転換していきます。とてもドラマチックな回なので、楽しみにしていてください」とアピール。今作のファンだという山口さんも「第7話はほかの回とはひと味違う個性的なテイストになりそうな予感。ぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけていた。

 22日の第6話では、日ノ出警備保障に元内閣総理大臣の鮫島匡一(橋爪功さん)からの依頼があり、章は村田(上川隆也さん)とともに鮫島の警護に当たる。そんな中、章は、元妻の仁美から「私の警護をしてほしい」と依頼される。「誰かに狙われている」と話す仁美に章は……という展開だ。

 ◇木村拓哉さんのコメント
 この作品に参加してくれることにすごく感謝しています。最初に山口智子さんという名前を聞いたときはなんだか実感が湧かず、信じられない気持ちだったんですけど、実際に衣装合わせにいらしたときにお会いして、その存在を目の前で感じられたときは、やっぱり大きな衝動がありました。
 今回最初にお会いしたとき、僕はスタジオの横の控室にいて、ガラス一枚隔てた向こう側に山口さんの姿が見えたんです。視界に山口さんが飛び込んできたのに、なんだかすぐにそこから動けなくて……(笑い)。まだまだ自分は素直じゃないなって思ってしまいました(笑い)。その後にハグをして、僕らふたりの間で再会の喜びを感じていたんですけど、その0.5秒後にスタジオや廊下からドラマのスタッフの皆さんがのぞき見しているのに気がついて、一気に現実に戻っちゃいました(笑い)。思わず「見せモノじゃねーぞー!」って叫んじゃいましたよ(笑い)。
 山口さんとの撮影は「これ、これ!」って思う瞬間がたくさん。本番でカメラが回っている間は、どこか“ノンフィクション”な感覚になってしまって、「あぁ、前もこうだったな」って何度も思い出していました。22年の間にお互いいろんなことを経験して、いろんなことを感じて、こうして今一緒に仕事ができているわけですよね。
 山口さんに出ていただく第7話では島崎章のまた新たな一面が、別れた奥さんという観点から明らかになります。また違った『BG~身辺警護人~』の表情を見ていただけるのではないでしょうか。山口さんの存在がより大きなアクセントになり、皆さんが想像している『BG~身辺警護人~』とは違う方向に転換していきます。とてもドラマチックな回なので、楽しみにしていてください。

◇山口智子さんのコメント
 『BG~身辺警護人~』に出演させていただくと決まったときは、「ついに! また会える!」とうれしい感動でした。今回は“別れた夫婦”という微妙な関係性なので、実際に22年という時間を経て再会する、ちょっと照れくさいような距離感をそのまま役に生かせるのではと思います。衣装合わせのときに久しぶりに木村さんにお会いしたとき、私が大きく手を広げたらハグしてくださって。しかも抱き上げてくれました! 以前ご一緒した『ロングバケーション』の最終シーンと全く同じようなその状況に、一瞬で時計が巻き戻ったような不思議な感動でした。22年じゃなくて、22秒しかたっていないんじゃないかなという感じです!(笑い)
 お会いしていなかった間、さまざまな分野で活躍される木村さんを、私はイチ視聴者として拝見してきました。木村さんは、私の大切な心の恋人のような存在でもあり、着々と人生の経験を力にして、素晴らしい役者さんとして大きくなられていく姿を、尊敬と憧れをもって見上げてきました。だから今回の再会は、本当に感慨深いです。幸せです!
 私もドラマ『BG~身辺警護人~』の大ファンです。第7話はほかの回とはひと味違う個性的なテイストになりそうな予感。ぜひ楽しみにしていてください!

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