唐沢寿明:12年ぶり医師役でSPドラマ「がん消滅の罠」主演 渡部篤郎と初共演も

スペシャルドラマ「がん消滅の罠」に主演する唐沢寿明さん(C)TBS
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スペシャルドラマ「がん消滅の罠」に主演する唐沢寿明さん(C)TBS

 俳優の唐沢寿明さんが、TBS系で4月2日に3時間にわたって放送されるスペシャルドラマ「がん消滅の罠」に主演し、12年ぶりに医師役に挑戦することが26日、明らかになった。原作は第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した岩木一麻さんの小説「がん消滅の罠~完全寛解の謎」(宝島社)。唐沢さんは日本最高峰のがん医療を提供する日本がんセンターの呼吸器内科医だが、自らが余命宣告をした末期がん患者が次々と完全寛解(かんかい)となる謎に直面し、窮地に立たされながらも真相を解明すべく突き進む、主人公の夏目典明を演じる。

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 ドラマは、連続して起こるがん消滅は奇跡なのか陰謀なのか。「寛解」というがんの症状が軽減される状態を切り口に描かれる医療ミステリー。唐沢さん扮(ふん)する夏目とは高校時代からの同級生で、夏目と同じく日本がんセンターで研究医として働く天才肌の男・羽島悠馬を、唐沢さんとは今回が初共演となる渡部篤郎さん、夏目・羽島とはやはり高校時代からの同級生で、保険会社に勤務する森川雄一を及川光博さんが演じることも発表された。

 さらに夏目の妻で、フリーの雑誌記者・紗季役を麻生久美子さん、患者として夏目の診察を受ける患者・榊原一成役を吉田鋼太郎さん、がん寛解の謎に何らかの関連を持つ、湾岸医療センターの医師・宇垣玲奈役をりょうさんが務め、夏目の学生時代の担当教授であり、最も尊敬する医師だったが、一人娘をがんで亡くしたことをきっかけに20年間消息不明となっていた医師・西條征士郎で北大路欣也さんも登場する。

 日本最高峰のがん医療を提供する日本がんセンターの呼吸器内科医・夏目(唐沢さん)はある日、同僚の研究医・羽島(渡部さん)に自らが担当した末期がん患者のがんが消えたという謎について相談する。小暮麻里(柴本幸さん)という女性の患者で、肺にがんが広がる肺腺がんで、夏目が担当した時点ではすでに余命が半年という状況。治る見込みはなく、生命保険の事前給付金も受け取っていたが、その半年後がんは全て消え去り、完全寛解する。

 麻里のがん寛解について、不審だと感じた人物が他にもいた。それは夏目、羽島の高校時代からの同級生で、生命保険会社の調査部に勤める森川(及川さん)で、麻里が生命保険に加入してから8カ月という早さでがんを発症した点、本人の収入の割合に比べて高額の保険に加入していたという点、そしてがんが完全寛解したという三つの点において疑問を抱き、保険金詐欺の可能性を夏目に伝える。

 そんな中、夏目の患者でさらにもう一人、がんを克服する。麻里と同じ末期の肺腺がんだった横山宗彦(みのすけさん)も、生命保険の生前給付金を受け取ったのち、完治が不可能とされたがんが寛解。警察までが麻里、横山の保険金詐欺を疑い、夏目はがんセンターから謹慎を言いつけられる。納得がいかない夏目は、がん消滅の謎を独自に追うことに。果たして、これは医学の奇跡なのか。それとも何者かの陰謀なのか……。

 「ドラマ特別企画『がん消滅の罠』」は4月2日午後8時~同11時7分に放送される。

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