テレビ朝日:4月改編は「特徴なし」も「いろいろな企画に挑戦」 “ニチアサ”は現状維持

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日は8日、東京・六本木の同局で4月の改編発表会を開いた。同局の西新総合編成局長は「今回の改編に特徴があるわけではないが、定型に陥ることなく、いろいろな企画に挑戦したい。視聴者に信頼していただける局になりたいと思って、改編に取り組んでいる」と語った。

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 改編率は、全日帯(午前6時~深夜0時)が12.0%、ゴールデン帯(午後7~10時)が23.3%、プライム帯(午後7~11時)が21.7%。前年同期比の視聴率について、全日帯は0.3ポイント増、ゴールデン帯は1.0ポイント増、プライム帯は0.6ポイント増で、赤津一彦編成部長は「全局で(前年同期比なら)一番伸びている。スポーツ、バラエティー、各ジャンルでバランスが良く、みなさまに支持していただいている結果だと思う」と強調した。

 4月改編の目玉は、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」と「タカアンドトシ」の新バラエティー番組「帰れマンデー見っけ隊!!」(月曜午後7時)。放送中の「帰れまサンデー・見っけ隊」(日曜午後4時半)が枠移動、タイトルを変更しての“昇格”となる。新企画も用意しており、赤津編成部長は「期待の持てる内容」と話した。

 草なぎ剛さんとユースケ・サンタマリアさんがMCを務める「『ぷっ』すま」(金曜深夜0時50分)は3月末で終了し、20年の歴史に幕を閉じる。同局は「改革の一環」としており、後番組は、お笑いコンビの「フットボールアワー」や「アンタッチャブル」の山崎弘也さんらがMCを務める「東京らふストーリー」。さまざまな業界を取材し、面白い話をコントで再現する……という内容だ。

 高島彩さんがメインキャスターを務めて、好調のニュース情報番組「サタデーステーション」(土曜午後8時54分~午後9時54分)は放送枠を16分拡大し、午後8時54分~午後10時10分となる。「サンデーステーション」(日曜午後8時54分~午後9時54分)は日曜午後4時半からに放送枠を移動。時間は1時間半に拡大する。

 4月期の連続ドラマは、「V6」の井ノ原快彦さん主演の「特捜9」(水曜午後9時)、内藤剛志さん主演の「警視庁・捜査一課長 シーズン3」(木曜午後8時)、波瑠さん主演の「未解決の女~警視庁文書捜査官~」(木曜午後9時)、「TOKIO」の松岡昌宏さん主演の「家政夫のミタゾノ」第2シーズン(金曜午後11時15分)、田中圭さん主演の異色コメディー「おっさんずラブ」(土曜午後11時15分)。

 「仮面ライダー」シリーズが1時間遅い午前9時になるなど、昨年の10月改編で大幅に変更された日曜午前の“ニチアサ”帯は、旅をコンセプトにした新番組「旅サンデー」(日曜午前10時)が入ったが、他は変わらなかった。

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