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半分、青い。:朝ドラ新ヒロインの決めぜりふは「ふぎょぎょ」 “言葉の魔術師”の造語

テレビ
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の第1週試写会に登場した(左から)滝藤賢一さん、永野芽郁さん、松雪泰子さん

 女優の永野芽郁さんが主演する今年4月スタートのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」の第1週試写会と会見が東京・渋谷のNHKで行われた。すでに撮影に入って4カ月がたったというが、ヒロインを演じる永野さんについてNHKの勝田夏子チーフプロデューサー(CP)は「やっぱりタフですね。朝ドラのヒロインって撮影する量も精神的プレッシャーもあると思うんですけど、それらをものともしない貫禄があるというか。豊川悦司さんや中村雅俊さんといった大御所の俳優さんとのアンサンブルがあるんですが、本当に臆することなく自分の芝居ができているというのはすごいなと思います」と絶賛した。

 「半分、青い。」は、大ヒットドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、1996年)などで知られ、“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川悦吏子さんのオリジナル作品。1971年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げるまでの物語。

 今作は主人公を胎児のころから描くという異色のスタートを切り、丸2回分、ヒロインは胎児として登場する。こうした演出は朝ドラ史上「初めてだと思います」と勝田CPは話すが、当初、この演出には実は反対だったという。脚本家の北川さんは当初、1週間かけて胎児の時期を描きたいといい、これに勝田CPは「やはりヒロインが出てこないで1週間というのはなかなかだなと」と反対の姿勢だったという。

 しかし、話し合う中で徐々に心境が変化した。「ヒロインが最初に出て行くべきじゃないかなと思ったんですけど、いろいろとやりとりをしていくうちに、そういうのもありなのかもしれないなと思って。北川さんの強い思いもおありだったので、じゃあ2日、ということで最終的に(胎児を描くのは)2日間になりました」と異色の演出の裏側を明かした。

 また、朝ドラといえばヒロインの「決めぜりふ」ともいえる特徴的な口癖も毎回注目される。今作では、ドラマの舞台である岐阜県の言葉で「やってしまった」という意味の「やってまった」、そしてヒロインがびっくりしたときに言う「ふぎょぎょ」がヒロインの口癖として登場する。「ふぎょぎょ」は北川さんによる造語で、勝田CPは「(ふぎょぎょという言葉自体には)意味はないです。言葉の魔術師の北川さんならではの造語です」と説明する。

 「じぇじぇじぇ」や「びっくりぽん」など、これまで朝ドラヒロインの口癖は流行したこともあるだけに注目されるが、当の永野さんは会見でこれについて聞かれると「『ふぎょぎょ』と『やってまった』は私自身ははやらせたいとは思ってはいなかったんですが、周りの方たちはそれをはやらせようという気持ちでやっているみたいなので(笑い)」と気負いはない様子。一方で「驚いたときとか、やってしまった!と思ったときに、見てくださった方がいろんな場所で言ってくれて、それが世の中の方に受け入れてもらってはやっていったら、もっと『半分、青い。』の魅力を知ってもらうことができるのかなと思って。そのせりふを大事にしていきたいと思います」と思いを語った。

 放送はNHK総合などで2018年4月2日から。全156回。

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