ザ・リーダー:関経連・松本正義会長

松本正義・関経連会長(右)と高井美紀アナ=MBS提供
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松本正義・関経連会長(右)と高井美紀アナ=MBS提供

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を映し出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が11日午前5時から放送される。今回は関西経済連合会(関経連)の松本正義会長を紹介する。

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 松本会長は1944年、兵庫県洲本市生まれの73歳。実家に近いという理由で大阪に本社がある住友電工に入社。シカゴやロンドンなどで12年間の海外駐在を経験し、2004年に社長に就任、その後、同社の会長となり、昨年、関経連会長となった。国際派の松本会長は「ルック・ウエスト」を標榜(ひょうぼう)し、アジアを見据えた関西経済の活性化に尽力している。

 番組では、中学と高校では野球と柔道に打ち込み、大学では陸上部のやり投げの選手として活躍した筋金入りの体育会系という松本会長の多忙な日々を紹介しながら、1946年に設立された関経連の存在意義について聞く。また、100年以上の歴史を持つ会員制社交クラブ「大阪倶楽部」の名物、タンシチューを楽しみながら、50年にわたるサラリーマン生活の中で、経営の厳しさを実感したのは「リーマン・ショックだった」と振り返る。今、必要とされる人材は「気骨ある異端児」といい、「あらゆる方向で自分の考えをまとめて、自分が最もいい道を選んでいける人」だと語る。

 来年、日本で初めてG20(主要20カ国・地域首脳会議)が大阪市で開催され、2021年にはワールドマスターズゲームズ関西も開かれる。国際派として最大の目標である大阪万博誘致での活躍が期待される松本会長に、誘致の鍵となる統合型リゾート(IT)の必要性や関西経済の活性化について聞き、「今がすべて」とあらゆる目標に精力を傾ける、その生き方に迫る。

 「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを、高井アナが訪ね、人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざまな話を聞き、“関西経済の潜在力”を探る。次回は4月15日午前5時から、カプコンの創業者、辻本憲三会長を紹介する。

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