SPEC:「サーガ完結篇」は木村文乃&松田翔太 4月1日配信スタート

「SPECサーガ完結篇 『SICK’S 恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」のビジュアル (C)TBS
1 / 1
「SPECサーガ完結篇 『SICK’S 恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」のビジュアル (C)TBS

 ドラマや映画が人気を博した「ケイゾク」「SPEC」シリーズの最新作として、4月1日から新動画配信プラットフォーム「Paravi(パラビ)」で配信される「SPECサーガ完結篇 『SICK’S 恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」に、木村文乃さんと松田翔太さんが出演することが20日、分かった。木村さんが右目の眼帯がトレードマークのIQ230の天才・御厨静琉(みくりや・しずる)、松田さんが元公安の刑事・高座宏世(たかくら・ひろよ)を演じ、2人は「ケイゾク」の柴田(中谷美紀さん)&真山(渡部篤郎さん)、「SPEC」の当麻(戸田恵梨香さん)&瀬文(加瀬亮さん)に続き、新コンビを組み、特殊能力(SPEC)を持つ者たち=スペックホルダーを巡る権力闘争に立ち向かう。

ウナギノボリ

 木村さん演じる御厨は、IQ230、ハーバード大学卒業の天才だが、精神的に不安定で自傷癖があり入院。右目には眼帯をしていて、この眼帯を外さないよう医師から注意をされている。一方、松田さん演じる高座は、警視庁公安部の刑事だったがスペックホルダーが絡む事件がきっかけで公安部を追われることになる。正義感が強いがゆえに愚直すぎる一面もあり、周囲や組織になじめないときもある……という役どころ。

 木村さんは「『ケイゾク』『SPEC』という人気シリーズの続編のメインキャスト・御厨静琉役を、というお話をいただいたときは私で務まるのかと不安でした」と明かしつつ、「それでもさまざまな作品でご一緒させていただいている堤幸彦監督、植田(博樹)プロデューサー、そして松田翔太さんという、信じられることが前提にある布陣に、後はどれだけこの世界の中でリアルに生きられるかだなと腹をくくりました」と語っている。

 「SPEC」は、「ケイゾク」の世界観を引き継いだ設定で、未解決事件の捜査強化のため、捜査1課弐係(ケイゾク)に加え、新たに公安部に設立された「未詳事件特別対策係」(ミショウ)の捜査員が、特殊能力(SPEC)を持つ犯罪者を相手に息詰まる攻防を繰り広げるミステリー。

 「SPECサーガ完結篇 」の舞台は「内閣情報調査室」の中にあるスペックホルダー対策の特務事項専従係、通称「特務(トクム)」。御厨と高座が所属し、竜雷太さん演じる野々村光次郎が係長を務める。スペックホルダーを巡る争いは日本をはじめとする国家間の争いや宗教団体、自衛隊まで巻き込む権力闘争に発展。スペックホルダーを支配しようとする思惑の狭間で御厨と高座は、野々村とともに戦いを挑んでいくこととなる……というストーリー。

 毎日1~2分ほどのシーンを配信し、1話が1カ月で完結。完全パッケージを月末に配信するいう新しい視聴スタイル「ピンチョス配信」を採用。劇中に登場する「ピーチ医者・植田もも子」は、TBSの宇垣美里アナウンサーが演じ、TBSの深夜通販番組「カイモノラボ」内でミニコーナー「ピーチ医者植田もも子のSICK’S大好き」(毎週月~水曜深夜3時)を担当する。

 またツイッターでは10以上の登場人物アカウントが開設され、配信、放送、SNSを連動させるという。

 ◇木村文乃さんコメント

 「ケイゾク」「SPEC」という人気シリーズの続編のメインキャスト・御厨静琉役を、というお話をいただいたときは私で務まるのかと不安でした。それでもさまざまな作品でご一緒させていただいている堤幸彦監督、植田プロデューサー、そして松田翔太さんという信じられることが前提にある布陣に、後はどれだけこの世界の中でリアルに生きられるかだなと腹をくくりました。とはいうものの30歳の女性である御厨、つらい過去のトラウマから病んでいる部分もある御厨、SPEC HOLDERでもある御厨、さまざまな側面がある御厨静琉を演じるのは簡単なものではなく、迷うときもあります。そのときは尊敬する先輩方、礎と結果を築かれてきたキャスト、スタッフの皆さまを思い出し、作品を見返し、リスペクトと力をいただきながら挑み続けた日々でした。御厨と高座がSPEC HOLDERとどう向き合っていくのか、そのSPEC HOLDERを利用しようする者たちの闘争劇を新しい視聴スタイルで楽しんでいただければと思います。

 ◇松田翔太さんコメント

 楽しんで高座を演じさせていただきました。これからの展開が待ち遠しくて仕方がないです。初めて堤監督とプロデューサー植田さんと、この作品の打ち合わせをしていたときからクランクアップまで、絶対的な安心感の中、自由に現場に立てました。木村さんとも、すてきな堤組を一緒に暮らせて大いに楽しめた作品になりました。心を込めて、ありがとうございます。

テレビ 最新記事