サンドウィッチマン:富澤が語る相方とのコンビ愛 「一人で売れたいとは思わない」

新番組「帰れマンデー見っけ隊!!」に出演する「サンドウィッチマン」の富澤たけしさん
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新番組「帰れマンデー見っけ隊!!」に出演する「サンドウィッチマン」の富澤たけしさん

 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」と「タカアンドトシ(タカトシ)」がMCを務める新バラエティー番組「帰れマンデー見っけ隊!!」(テレビ朝日系、月曜午後7時)が16日、初回3時間スペシャルでスタートする。まんたんウェブでは、“コンビ愛”の強さで知られる両コンビ、4人にリレーインタビューを行った。第2回は「サンドウィッチマン」の富澤たけしさんに、相方の伊達みきおさんへの思いやネタ作りの裏側などについて聞いた。

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 ――芸人になるきっかけは。

 21歳ごろに、芸能人になりたいと思っていました。ただ、普通の会社に就職をすると、そういうチャンスがなくなると思っていて、フリーターをしていました。親の手前もあるので(企業の)面接を受けてはいましたが……。ただ、地方にいると芸能人のなり方も分からないんです。芸能人って遊んで仕事になっているように見えるし、楽しそうじゃないですか(笑い)。

 ――でも、富澤さんはネタ作りも担当していますし、苦労もあるのでは? 伊達さんはコンビを組む前から富澤さんのネタは面白かったと言っています。

 当時はネタを考えるのが「苦しい」というより、書けちゃったという感じです。苦しいのは今のほうですね。面白いネタを作ると、見ているほうは同等かそれ以上を期待します。作れば作るほど苦しくなる。だから苦しみながらやっています。

 ――ネタを考えるというアウトプットが必要なクリエーティブな仕事には、インプットも必要だと思いますが、インプットはどのようにしていますか?

 それが時間もないので、(インプットは)全然できないので……。最近で言うと、幼稚園を探すなど、子供がらみのネタが多くなります。自分が経験するものが多くなるので。古典(芸能)は勉強していませんが、リズムを大事にしています。

 ――伊達さんが富澤さんとの高校時代の思い出について教えてくれました。ラグビー部の先輩に呼ばれて「水たまりで泳げ」と言われて、「今泳ごうと思ったんです」と切り返して大笑いさせて、さらに伊達さんと一緒に水たまりを泳いだそうですね。

 嫌でしたけど、(先輩なので)拒否できるわけでもないし、それなら飛び込んだほうがいいや、という感じでしょうか。先輩には(伊達さんと)2人で呼ばれることが多かった。

 ――そんな相方・伊達さんの魅力とは。

 うーん。いっぱいあるので……。ポジティブなところ、面白いところでしょうか。僕にないものを持っています。大阪に住んでいることもあったので、ツッコミだけで自然に笑いを取っていました。あとは社交的ですよね。

 ――伊達さんとの忘れられない思い出は。

 高校時代、自転車を盗まれたことがあったんです。(伊達さんに)「自転車を盗まれたから探して帰るわ」と言って、僕は別れて1人で駅前に行ったんです。すごい自転車の数があって、雨に降られながら探していたら、彼が戻ってきて一緒に探してくれたことがあります。

 ――その後、上京して売れるまでには時間がかかりました。

 最初はホリプロにいたのですが、合わずにやめて、インディーズの事務所にいたのですが、そのためか自分の売り出し方を知らなかったのです。ライブをやっていたら、誰かが発見してくれて売れると思っていましたから。大手であればオーディションもあるのでしょうが、それも知らなかったんです。「(知り合いが)オーディション行ってるらしいよ」と言うと「俺らそんなの全然ねえけど」と言っていましたから。

 ――解散危機も一度だけあり、富澤さんから申し出たとか。伊達さんを芸能の世界に誘った責任を感じた?

 もろんそうです。当時はもう30歳ぐらいで、(仲間の芸人は)芽が出ないとやめていました。俺らも30歳になる前で、ここで引っ張って40歳になったらヤバイなあと。今ならやめても仕事もあるだろうし。やめたほうがいいかなと。ですが(伊達さんから)「もう1年頑張ろう。ダメならやめたらいいじゃん」と言われました。とはいえ、自分の売り出し方が分からないから、ひたすらライブに出るしかないわけですが、出ればチケットのノルマがあって赤字状態。それでも「この1年は悔いのないように」と、今まで出ていなかったライブにも出ていたら「エンタの神様」に引っかかって、テレビに出られるようになったんです。

 ――富澤さんにとって伊達さんの存在とは。

 サンドウィッチマンを考えたとき、僕らはニコイチなので。一人で売れたいとは思わないし、一人で芸人を続けたいとは思わない。ピン(でやること)は、まったくないです。でも“相思相愛”と言われると気持ちが悪いんですよね(笑い)。そもそも(2人が)同じ方向に向いてないと売れないと思います。

 ――他の芸人から「面白い」と絶賛されたり、お笑い系のランキングでも上位に来ることが多い。評価が高いのは、なぜ?

 確かにおじさんの人気はすごいかも……。同業者から(人気があるのは)何でだろう……。難しいな……。他の人が好きと言ってくるのは、面白いしかないので……。面白いんでしょうかね? ハハハ。

 ――伊達さんに伝えたいことはありますか。

 遺伝だと思うのですが、血圧が高いこと。食べるのも好きですし、血圧も200を超えていて、医者に「いつ死んでもおかしくない」と言われたことがあります。やせてほしいとまでは思わないのですが、死なないでほしい。

 ――10年後はどうなっていると思いますか。

 頑張ってネタをやっていると思いますが。うーん。自分のペースでできるといいな。今はもう(仕事を)がっつり入れられているので。「休みは増やして」と言っているけれど。忙しくなってネタが作れないと本末転倒なので。

 ――明日の「サンドウィッチマン」を目指す若者に一言。

 これから芸人目指すのは賢くないと思う。(既に先輩も多く)世に出るチャンスはなかなかないので。そっちのほうが僕らも安心ですし(笑い)。

 ――それでも「富澤さんのネタ作りの極意を教えて!」とすがられたら?

 「うるせーな」ですかね(笑い)。でもネタ作りは“隙間”なので、確かに難しいんですよ。僕らのネタはベタですし。たとえやっても「サンドウィッチマンのマネ」と言われるでしょうから。

 今のお笑いで感じるのは、ツッコミが面白い人が印象に残るので、ツッコミが面白いスタイル……ということになるのでしょう。だから(時代は)そっちに行くと思うのですが、時代は巡るので、また変わると思います。繰り返しになってしまいますが、今は特徴的なツッコミの時代だと思います。

 ――今回は新番組でゴールデン帯のレギュラーに初挑戦です。

 逆にそこ(ゴールデン初レギュラー)は、押し出したくなかった(笑い)。気付かれずにやれば、(番組が)終わったとしても大したことがなかったのですが、(視聴率の)数字が悪いと「終わった。落ちた」感があるじゃないですか。本当に「押し出すなよ」ですね(笑い)。ただ僕らの活動はライブが柱なので、テレビで見て、少しでも「コイツ面白い」と思って、ライブに来てくれたらいいなあと思います。

 *「帰れマンデー見っけ隊!!」は、両コンビが出演する「帰れまサンデー・見っけ隊」(日曜午後4時半)が、月曜午後7時台に引っ越し、タイトルを変更して放送される新番組。日曜夕方に放送されていた“与えられた課題をクリアできなければ帰れない”などの企画をさらにパワーアップさせた過酷な企画に挑戦する。

 16日の初回3時間スペシャルは、「秘境路線バスに乗って飲食店見つける旅」と「帰れま10」の人気企画2本立て。サンドウィッチマンと森昌子さん、親子お笑いコンビ「完熟フレッシュ」が神奈川県・丹沢で路線バス旅を繰り広げ、「帰れま10」はゲストに波瑠さん、沢村一輝さんらを迎えて、タカトシがハンバーグチェーン店の人気メニューベスト10に挑む。

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