俳優の山崎賢人さんが主演した映画「羊と鋼の森」(橋本光二郎監督)が8日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。原作は、「2016年 本屋大賞」第1位を受賞した宮下奈都さんの小説(文藝春秋)。ピアノの調律に魅せられた主人公の青年が自ら調律の道を志し、専門学校を出て調律師として働きながら成長していく姿を描く。
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
北海道の田舎で育った外村直樹(山崎さん)は、高校で出会ったピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和さん)が調律したピアノの音に、「森の匂い」を感じる。調律の仕事に魅せられた外村は、専門学校に通った後、板鳥のいる楽器店で調律師として働き始める……というストーリー。先輩調律師・柳伸二役で鈴木亮平さん、ピアニストの姉妹役で上白石萌音さん、萌歌さん姉妹らが出演している。
小説を実写映画化した作品は数多くあるが、中でも今作はピアノと調律を中心とした物語だけあり、音が出せる映画のメリットを大いに生かした描写がとてもみずみずしく心に響いた。小説には小説のよさがあるのはもちろんだが、読者が想像するしかなかった音色や調音といったものが、実際に音として表現されると、そこにはまた新たな感動が生まれる。さらにロケ地の北海道の美しく豊かな自然の映像が、情感をさらに深めることに成功している。自身の未熟さを認め、悩みながらも成長していく山崎さん演じる外村の姿に、ストレートに心を打たれた。(遠藤政樹/フリーライター)
歌手で俳優の福山雅治さんが12月29日、東京都内で開催された「映画ラストマン -FIRST LOVE-」(平野俊一監督、公開中)を記念した“ラストマンデー”舞台あいさつに登場。大…
今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”の瞬間。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間を、本人に振り返ってもらうのが「私のはじ…
俳優の江口のりこさんが、ディズニー・アニメーション「ズートピア2」(ジャレド・ブッシュ監督・バイロン・ハワード監督、公開中)の日本版で新キャラクターのビーバー、ニブルズの声を担当…
人気グループ「Snow Man」の佐久間大介さんが単独初主演する映画「スペシャルズ」(内田英治監督、2026年3月6日公開)の予告が、このほど公開された。