葵わかな:ブラックペアン撮影の裏側語る “卵かけご飯”秘話も! 念願の器械出しは…

TBS系の日曜劇場「ブラックペアン」に花房美和役で出演している葵わかなさん
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TBS系の日曜劇場「ブラックペアン」に花房美和役で出演している葵わかなさん

 人気グループ「嵐」の二宮和也さん主演の連続ドラマ「ブラックペアン」(TBS系、日曜午後9時)に、新人看護師の花房美和(はなぶさ・みわ)役で出演している女優の葵わかなさん(19)。美和は真面目で穏やかな性格だが、芯は強く、人に対する観察力が鋭い……という設定で、二宮さん演じる天才外科医・渡海征司郎(とかい・せいしろう)に対しても偏見なく接している様子が度々描かれ、5月13日放送の第4話では「渡海先生の卵かけご飯」にありつく幸運にも恵まれた。そんな葵さんに、役作りやドラマ撮影の裏側、終盤の見どころなどを聞いた。

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 「ブラックペアン」は、「チーム・バチスタの栄光」などで知られる海堂尊さんの小説「新装版 ブラックペアン1988」(講談社)が原作。“オペ室の悪魔”と呼ばれる天才外科医・渡海征司郎が、病院、研究室と製薬会社、医療機器メーカー、厚労省との癒着問題など、さまざまな闇が渦巻く大学病院に立ち向かう姿を描いている。

 ◇手術シーンは「ミスができない」 役作りで医療専門雑誌&問題集

 医療ドラマは憧れだったという葵さん。「私も医療ドラマが初めてなので、医療界に入りたての新人(と同じ)」と演じる美和との共通点を語る。美和は、人に対する観察力が鋭いという一面もあり、「美和ちゃんは(心臓部分にペアンが写ったレントゲン写真など)秘密を見つけがち(笑い)。今後、そういうシーンも増えていき、探偵みたいになっていくと聞いています。やっていて楽しいです」と声を弾ませる。

 クランクインの前に医療専門の雑誌を自身で購入して役作りをしたといい、「撮影現場に入ってからは、医療監修をしてくださっているナースさんに問題集をいただきました。勉強するのが好きなのですが、(医療用語など)全部知らないことだらけなので難しい」と苦笑い。手術シーンについては「スピードが重要なんです。手術のスピードが(映像の)臨場感に伝わっていると思うので、先生に手術着を早く着させるとか、一つかみ合わないと全部がずれてしまう。ミスができないというドキドキ感があります」と苦労も語った。

 撮影が開始された当初は、先生たちにガウンを着せたり、手術用の手袋をはめるのに苦労したという。しかし、話数を重ねるうちに上達してきたといい、「タイミングが合わせられるようになって、スタッフさんから褒めていただいています。でも、あのシーンって先生たちが熱のあるせりふを言っているから、誰も私の動きに注目していないんじゃないのかな(笑い)。撮影では着せつつ、せりふを聞きつつ、リアクションをしつつ頑張っているんですよ、実は」と笑顔で語る。

 ◇“卵かけご飯”のシーンは…

 葵さんは、主演の二宮さんについて「すごく独特な方。(世良雅志役の)竹内涼真さんとも話をしたことがあるのですが、二宮さんが醸し出す雰囲気なのか分かりませんが、それがすごく周りにいい影響を与えてくれています」と印象を語る。

 ドラマの“小ネタ”の一つの「渡海先生の卵かけご飯」については視聴者から「おいしそう」「食べたい」「私にもごちそうしてほしい」などの声が上がっているが、葵さんは「すごくおいしかったです!」と笑顔を見せ、「実は毎話、米の品種が違うんですよ。私は栃木県産のお米でした」と裏話を語ってくれた。

 ◇ドラマは最終章へ! 見どころは…

 ストーリーもいよいよクライマックスに向かっていく。「タイトルにもなっている『ブラックペアン』の隠されてきた秘密が明かされていくところが見どころだと思います。今までの伏線が解決されていくと思うので、皆さんには爽快感というか気持ち良さがあると思います」と笑顔で見どころを語る。

 美和には“器械出しを始めたばかり”という設定もある。「器械出し、やりたいですよ! (撮影が)あると思っていたんですから(笑い)。中盤くらいにあるかなって思ったら、ロボットが出てきちゃって……。先生を演じている方たちは左利きが多いので、監修の先生や(趣里さん演じる)猫田さんの動きを見て、道具はこっち向きがいいとか考えています」と、イメージトレーニングしていることも明かしてくれた。

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