14日公開の映画「私の人生なのに」(原桂之介監督)に主演する歌手で女優の知英さん。不治の病で半身不随になる新体操のスター選手という難しい役どころだ。JYとして主題歌にも初挑戦した知英さんに、作品への思い、撮影での思い出などを聞いた。
ウナギノボリ
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清智英さん原案で、東きゆうさんが書いた同名小説(講談社)が原作。新体操で五輪候補に選ばれるほどのスター選手だった金城瑞穂(知英さん)は、不治の病で半身不随になってしまう。絶望の中、ストリートミュージシャンで幼なじみの柏原淳之介(稲葉友さん)と再会し、音楽に出会い、自分を受け入れながら新たな夢へ歩き始めていく……というストーリー。
――脚本を読まれた時の印象はいかがでしたか?
大変だなと思いましたね。ギター(の演奏)だったり、歌だったり、車椅子の練習、新体操だったり、盛りだくさんだったので。もちろん、ストーリーも、すごく大変な人生を生きていく一人の女の子のお話で、やるべきことがたくさんあったし、心配で不安で、という感じでした。
――役作りで苦労したことは?
体を使った新体操から、(ギターの練習など)役作りだけじゃなくて、いろんなやることがたくさんあった。車椅子も、最初は慣れていなかったところから、どんどん自分の足になっていくという感じだったので、そういう過程も練習しなくちゃいけなかった。物語としては、ヒューマンドラマで涙のシーンもあったので、かなりのエネルギーを使いました。
――現場でのエピソードを教えてください。
原監督と稲葉さんが2人で、私の知らない間にアドリブ(の展開)を作っていました。「このシーンは自由にやってください」と監督に言われて、始まったら、稲葉さんが私の全然知らないことを突然やって、驚かされました。そういうところは、一緒に楽しみながら作りました。
――主題歌「涙の理由(わけ)」について教えてください。
この作品のお話があってから、いつもJYの曲を手掛けてくれている山本(加津彦)さんと今回も一緒に作りました。今回の映画の話を集めた歌詞の曲です。ギターを弾きながら(劇中で)瑞穂が歌う曲ということで、瑞穂としてはとても勇気の要る曲でしたし、JYとしても、ギターを弾きながら歌うという、今までにないチャレンジの曲でした。
――ファンへメッセージをお願いします。
この映画は、感動だけじゃなくて、自分の人生はどれくらい大切なのかを考えさせられます。映画を見て、勇気をもらってほしいなと思います。ぜひ家族とみんなで見てほしいです。
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