西郷どん:第32回「薩長同盟」 急転直下で長州と薩摩が? 苦悩する桂 意地のぶつかり合いの果て…

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第32回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第32回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さん主演のNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第32回「薩長同盟」が26日放送される(NHK総合で午後8時ほか)。長州が朝敵と呼ばれる原因を作った薩摩のことを許すことができない桂小五郎(玉山鉄二さん)は、長州の行く末を思い、一人苦悩する。そこで桂は、吉之助(鈴木さん)に対して複雑な思いを抱きつつ、急転直下で、薩摩との会談に臨むことに。だが、両藩の意地がぶつかり合い……。

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 慶応元(1865)年、一橋慶喜(松田翔太さん)の企てにより、英仏蘭の艦隊が兵庫の港に接近。京の町が混乱に陥る中、孝明天皇(中村児太郎さん)から2度目の長州征伐の勅命が下される。それに対し、大久保一蔵(瑛太さん)は、「義のない勅命は勅命にあらず」と幕府に従わない姿勢を明確に打ち出す。

 倒幕のため、長州と手を結ぶことをあきらめきれない吉之助は、坂本龍馬(小栗旬さん)に、再び長州との仲を取り持ってほしいと頼み込む。龍馬は動き、長州のために薩摩名義で銃や軍艦を買いそろえると桂を説得するが、薩摩に対する不信感が強い桂は腰を上げようとしない。

 「西郷どん」は、明治維新150年記念放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿にカリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を帯び、西郷は江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく。

  第31回「龍馬との約束」は、土佐を脱藩し、海軍操練所も廃止され、帰る場所のない龍馬を薩摩に連れ帰った吉之助は、国父・島津久光(青木崇高さん)と龍馬を引き合わせる。既に幕府を見限り、長州は朝敵ではなく倒幕のため共闘すべき相手だと考え始めていた吉之助に、龍馬は自分なら犬猿の仲の両藩の手を結ばせることができると早速、長州の桂小五郎に接触する……という展開だった。

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