まんぷく:次期朝ドラ 制作統括「胃もたれするくらい」と自信

NHK連続テレビ小説「まんぷく」の第1週試写会に登場した安藤サクラさん(左)と長谷川博己さん
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NHK連続テレビ小説「まんぷく」の第1週試写会に登場した安藤サクラさん(左)と長谷川博己さん

 女優の安藤サクラさんがヒロインを務める10月スタートのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」の第1週試写会が4日、同局(東京都渋谷区)で行われ、制作統括の真鍋斎さんが取材に応じた。真鍋さんは、同作について「1日1回、朝に見るのがお薦めです。まとめて90分(1週間分)を見ようとすると“胃もたれ”すると思います」とタイトルにちなんでアピールした。

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 試写会には、ヒロイン・福子役の安藤さん、福子の夫・立花萬平(たちばな・まんぺい)役の長谷川博己さんも出席。真鍋さんは、2人について「密度の濃い日を過ごしています。キャストも濃い目で。普段は気さくで朗らかなのですが、芝居に入ると、やはり普通の人じゃないと(感じられて)頼もしい。必ず満足感を得させてもらえる」と力を込めた。

 ドラマのオープニング映像は、「DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)」が歌う主題歌「あなたとトゥラッタッタ♪」をバックに、安藤さんが山の中や海辺をテンポよく歩いたり、ステップを踏んだりする爽やかな内容になっている。真鍋さんは、試写会後の会見で「手作り感がある感じにしたかった。アニメーションを使ったりしたものも考えたが、素材勝負をしたかった」といい、安藤さんのステップやポーズは「彼女の完全なアドリブ」と明かしていた。

 ドラマは、インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんの半生がモデルになっている。第1週で福子と萬平がラーメンをおいしそうに食べるシーンが登場するが、真鍋さんは「ラーメンは(同作において)大事なアイテム。(2013年に放送された朝ドラ)『ごちそうさん』のように、食べるシーンが毎回出てくるわけではないが、食べるシーンは大事にしています」と語った。

 ドラマは戦前の大阪を舞台にし、浜野謙太さん扮(ふん)する“情熱の歯医者”牧善之介が白馬に乗って登場するシーンもある。真鍋さんはこの場面について、「クスッとしてもらえる部分もある。取材をしていた時に、実話として聞いたので面白いと思って(そのまま使わせてもらった)」と説明していた。

 「まんぷく」は、99作目の朝ドラで大阪放送局制作としては42作目。「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などを手がけた福田靖さんが脚本、女優の芦田愛菜さんが最年少で全編の語りを担当する。18年10月1日~19年3月30日に全151回を放送予定。

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