パタリロ!:作者・魔夜峰央 次の目標は200巻?「あと40年お待ちください」

パタリロ!40周年&100巻記念魔夜会トークショーに登場、「100巻」のポーズを取ってアピールする(左から)柳原哲也さん、魔夜峰央さん、加藤諒さん
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パタリロ!40周年&100巻記念魔夜会トークショーに登場、「100巻」のポーズを取ってアピールする(左から)柳原哲也さん、魔夜峰央さん、加藤諒さん

 人気ギャグマンガ「パタリロ!」の作者・魔夜峰央(まや・みねお)さんが1日、池袋コミュニティ・カレッジ(東京都豊島区)で開かれたパタリロ!40周年&100巻記念魔夜会トークショーに登場。11月20日に同作のコミックス100巻を出した魔夜さんは「『次の目標は』と聞かれると『200巻』と答えています。あと40年お待ちください」と話して、イベントに訪れたファンを笑わせていた。

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 自身も「パタリロ!」が好きで、司会を担当したお笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんは「昔に弟と(美形キャラクターの)マライヒは男か女かを論争して、10年後に読み返して(女と言ったことを)弟に謝った」と話した。魔夜さんは「マライヒが女の子というだけでなく、主人公のパタリロも女の子と思う人が多かった。裾がスカートに見えるみたいで」と明かした。

 ファンから質問を受け付けるコーナーもあり、「100巻まで大変だったことは」と聞かれた魔夜さんは「『パタリロ!』で大変なことはない。他の作品は大変だけれども、楽なのは『パタリロ!』だけなの。だから(連載が)続いている。何も考えずに描き始めて、パタリロが何かをやってくれるのを待つだけ」と答えた。

 トークショーには、同作の舞台版で主人公のパタリロを演じた俳優の加藤諒さんも登場。最後には、アニメのエンディングテーマで人気の「クックロビン音頭」で締めたが魔夜さんは遠慮がちに手を動かしただけ。その理由について魔夜さんは「昔にタモリさんと対談したときに(クックロビン音頭を)やったのですが、タモリさんがめちゃうまいんです。それ以来自分ではやらないようにしています」と話していた。

 「パタリロ!」は、1978年から「花とゆめ」(白泉社)などで連載され、現在はアプリ「マンガPark」で連載している。南海の美しい小国マリネラを舞台に、天才的頭脳の持ち主でありながらトラブルメーカーの若き国王パタリロ・ド・マリネール8世(パタリロ)が巻き起こす騒動を描いている。

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