魔夜峰央さんの“埼玉ディス”マンガをGACKTさん、二階堂ふみさんのダブル主演で実写化し、話題となった映画「翔んで埼玉」(武内英樹監督、2019年)の続編が制作されることが8月11日、明らかとなった。GACKTさん、二階堂さんが続投し、「翔んで埼玉II(仮)」として、2022年に公開される。
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アメリカ帰りの高校生・麻実麗(あさみれい)を演じるGACKTさんは「GACKTがまた高校生を演じるのか……ダメでしょ?」「壮大な茶番の更なるパワーアップ、ぜひ楽しみにしていてください。不安です……」とコメント。前作で“初の男役”となったことでも話題になった壇ノ浦百美役の二階堂さんは「パート1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)をはるかに超える大作を、最前線で感じられたらと思います。よろしくお願い致します」と語っている。
映画は、「パタリロ!」で知られる魔夜さんが1982年に発表し、2015年に宝島社の「このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉」として復刻された同名マンガが原作。埼玉県民が迫害されているという世界観の中で、「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言っているだけで口が埼玉になるわ!」といった強烈なセリフ、“埼玉ディス”な内容がSNSを中心に大きな話題となり、前作の実写映画は、最終興行収入37.6億円の大ヒットを記録。2020年の「第43回日本アカデミー賞」では、GACKTさんが優秀主演男優賞、二階堂さんが優秀主演女優賞に選ばれたほか、最優秀監督賞、脚本賞、編集賞を受賞するなどその年最多となる12部門で優秀賞に輝いた。
前作から引き続きプロデューサーを務めるフジテレビの若松央樹さんは、続編を制作するに至った理由として、「前作の公開中、埼玉の皆様から『もっとディスっても大丈夫!』、他県の皆様には『自分たちの地元もいじってほしい!』といった熱い反響が多数寄せられ、続編の話が持ち上がりました」とコメント。「前作ですでに出し尽くした気持ちも強かったのですが、皆様の温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永(友一)氏の間で『続きを作ってみてはどうか』という話が自然と出るようになりました。その内容が思いのほか盛り上がり、続編を制作することになりました」と明かした。
▽キャスト、スタッフコメント全文(以下原文のまま)
◇原作者・魔夜峰央さん
改めて言うが、正気かおまえら。
「翔んで埼玉」続編が遂に始動します。前作では思いっきり(愛を込めて)ディスっていたにも関わらず、埼玉の皆さんが心から映画を楽しんでくださり、改めてその埼玉愛に驚かされました。続編だからこそできる、壮大なスケールでお届けする日本最高峰の茶番劇をお届けしたいと思っています。GACKTさん、二階堂ふみさんや、信頼できるスタッフ、そして新しい仲間(?)と共に全力で作品を作ってまいります。ぜひ、ご期待ください。
前作の公開中、埼玉の皆様には「もっとディスっても大丈夫!」という声や、他県の皆様には「埼玉がうらやましい」「自分たちの地元もいじってほしい!」「翔んで〇〇もやってほしい!」など、ありがたい反響をたくさんいただきました。「翔んで埼玉」自体は、前作も原作にはないストーリーを多分に描いておりましたし、作品としては、前作で既に出し尽くした気持ちも強かったのですが、皆様の温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永氏の間で「続きを作ってみてはどうか」という話が自然と出るようになりました。その内容が思いのほか盛り上がり、続編を制作することになりました。埼玉の皆様に支えていただき、前作はありがたいことに大ヒットすることができました。続編ではさらにパワーアップした、我々なりの愛あるディスりで、埼玉の魅力を全国に届けてゆきたいと思っています。再びとはなりますが、何卒寛大な心で受け止めていただければと思っております。
再びこの、いい意味でくだらない最高のエンターテインメントに関われると思うと、今から……不安しかありません。前作であれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、監督はまたしても続編をやる気です。監督、バカなの? 完全に壊れています。。。そしてGACKTがまた高校生を演じるのか……ダメでしょ? 疑問は多く残りますが、前作でもご一緒した武内監督やふみちゃんがいれば、良い作品が作れると信じて……いや、むしろ、すべてお任せするしか、ありません。壮大な茶番の更なるパワーアップ、ぜひ楽しみにしていてください。不安です……。
パート2を作ってみせる!と現場で肩をぐるぐる回しながらおっしゃっていた武内監督。まさかこの映画がヒットするとは。まさかこの映画が日本アカデミー賞にノミネートされるとは。パンクで誠実な物作りをされる武内監督、そして派手に踊らせる若松プロデューサー。真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です。パート1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います。よろしくお願い致します。
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