内田理央:「来世ちゃん」“人肌”求めるヒロインと真逆? 過激シーンへのこだわりも明かす

ドラマ「来世ではちゃんとします2」で大森桃江を演じる内田理央さん (C)テレビ東京
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ドラマ「来世ではちゃんとします2」で大森桃江を演じる内田理央さん (C)テレビ東京

 8月11日に始まる連続ドラマ「来世ではちゃんとします2」(テレビ東京系、水曜深夜0時40分)で主演を務める内田理央さん。2020年に放送されたドラマParavi「来世ではちゃんとします」(同局系)の続編で、前作に引き続き、内田さんは性に奔放で、つい人肌を求めてしまうヒロイン・大森桃江を演じる。寂しさの埋め方では、桃江と“真逆”であるといい、自身は「孤独と共存するタイプ」と明かす内田さんに話を聞いた。

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 ◇桃江は前作より“大人”に? こじらせっぷりは健在だが…

 「来世ではちゃんとします」は、いつまちゃんの同名マンガが原作。性や生き方をこじらせたイマドキ男女の生態を赤裸々に描き、“来世ちゃん”の愛称で人気を博した。続編ではそれぞれのキャラクターのこじらせっぷりが、さらにディープに描かれる。

 内田さんは、寂しさとの向き合い方は桃江とは違うとしつつも、役を演じる中で共感する機会も増えてきたと明かす。「最近はちょっとずつ変わってきたのですが、私は人の機嫌とかを気にしてしまうところが今でもあって。『他人にどうやって受け取られているんだろう』ということを気にし過ぎて、自分のしゃべり方や、言葉の使い方とかをすごく気にしてしゃべっているときがあるので、そういうところはちょっと似てるなと思います」

 今作では桃江を演じていく中で、“大人っぽさ”をより見いだすようになったという内田さん。「桃江は、前作よりも大人になったのかなという気はします。コミカルな作品ではあるけれども、今作ではそれぞれのキャラクターが深掘りされているので、桃江にも人間味があって。もしかしたら、ちょっと“大人”な悩みが増えているかもしれませんね」と話す。

 ただ、やはり桃江の“こじらせぶり”は今作でも健在だといい、「常にこじらせてはいますね(笑い)。もし桃江がこじらせないで、幸せになったときには『来世ちゃん』が終わってしまうと思っています」と語った。

 ◇過激シーンはコミカルになるように意識 「挑戦的なドラマでした」

 前作に続き、今作でも過激なシーンに挑戦。内田さんは、「過激なシーンは下品というより、コミカルになるように」ということを念頭に撮影に臨んだという。

 「昔のコントみたいな感じを意識しました。テーマがちょっとセクシャルで、過激な内容も含まれていますが、男性というより、桃江と同年代くらいの女性に共感していただけるような作品になればいいなと思って作りました」と打ち明ける。「最初に原作を読んだときにすごく面白くて、さくさくと読んでしまって……。ほっこりした感じがすごく面白いなと思ったので、実写化するときにはその良さも出ればいいなと考えていました」と話す。

 チャレンジングな題材なだけに、好意的な反響にうれしさもひとしおだったという。「前作が放送されたときは、うれしい声をたくさんいただきました。最近はサブスクでも配信されて、またいろいろな反応をいただきました。ステイホーム中に見たよという声もいただいております」とにっこり。「私にとって挑戦的なドラマでしたし、伝えたいことが視聴者の皆さんにちゃんと伝わったのは、すごく良い経験になりました。『来世ちゃん』という、コミカルだけど切ない作品に携われたことが、自分の中で大きな糧になっています」と話す。

 寄せられた反響の中で、劇中での細かな“動き”の演技を褒められたことが特にうれしかったという。「ちょっとどんくさい動きを褒めていただけたことがあって。これはすごく自分が意識して作った部分だったので、『細かいことなのに、伝わったんだ!』と思ってすごくうれしかったですね」と声を弾ませる。

 「今後は何かの“枠”にとらわれずにお芝居の仕事をしていきたい」と話す内田さん。「『この人どこに向かってるんだろう?』と思われるくらいでいいなと思っていて。それが自分らしさなのかなと思っているので、目の前にあることを自由にチャレンジしていきたいなと思っています」と今後についても語った。「来世ちゃんが代表作になるように頑張ります」と意気込む内田さんの演技に注目だ。
 

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