冬ドラマ:深田恭子、北川景子、竹内結子、真木よう子 30代女優が恋や仕事に奮闘

冬ドラマに主演する(左から)深田恭子さん、北川景子さん、竹内結子さん、真木よう子さん
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冬ドラマに主演する(左から)深田恭子さん、北川景子さん、竹内結子さん、真木よう子さん

 2018年は、連続ドラマ「アンナチュラル」の石原さとみさん(32)、「義母と娘のブルース」の綾瀬はるかさん(33)、「大恋愛~僕を忘れる君と」(すべてTBS系)の戸田恵梨香さん(30)ら30代女優が輝きを放った。19年が幕を開け、午後10時台の冬ドラマには、30代の美人女優が主演を務める作品がラインアップ。深田恭子さん(36)主演の「初めて恋をした日に読む話」(TBS系、火曜午後10時)のほか、北川景子さん(32)主演の「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系、水曜午後10時)、竹内結子さん(38)主演の「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系、木曜午後10時)、真木よう子さん(36)主演の「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」(テレビ東京系、月曜午後10時)。これら4作の注目ポイントを紹介する。

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 ◇恋の四角関係を軸とした“しくじり鈍感アラサー女子”深田恭子のリベンジ

 15日スタートの深田さん主演の「初めて恋をした日に読む話」は、「逃げるは恥だが役に立つ」「あなたのことはそれほど」「中学聖日記」などがヒットしたTBSの“火10”枠で放送。持田あきさんの同名マンガが原作で、脚本を「ダメな私に恋してください」「あなたのことはそれほど」「きみが心に棲みついた」などの吉澤智子さんが担当するラブコメディーだ。

 深田さん演じる春見順子は、東大卒の大手メーカーの役員の父・正(石丸謙二郎さん)と“お嬢様私大”卒の母・しのぶ(檀ふみさん)のもと、東大合格を目指した教育を受け、高校まで常に学年トップ。しかし、受験本番でまさかの失敗。人生の目的を失ってやる気も希望もなく三流予備校で講師をしている。本当の恋愛をしたことがなく、「好きって何?」という恋愛スキルが最下層という“しくじり鈍感アラサー女子”。

 そんな順子の前におバカ学校のピンクの髪をしたイケメン不良高校生の由利匡平(横浜流星さん)が現れ、その自由さに心を打たれて、共に東大合格を目指す。さらに、東大出のエリート商社マンで幼なじみのいとこの八雲雅志(永山絢斗さん)、匡平の高校の担任教師で順子と同級生だった山下一真(中村倫也さん)というタイプが違うイケメンたちも登場し、順子は好意を寄せられる。恋の“四角関係”を軸に、恋愛スキルが低い順子の人生のリベンジともいえる闘いが描かれる。

 ◇“三軒家万智”北川景子が再降臨 “強力ライバル”松田翔太が登場 

 9日から放送開始となる北川さん主演の「家売るオンナの逆襲」。16年7月期に放送され人気を博した連続ドラマ「家売るオンナ」(日本テレビ系)の続編で、「ふたりっ子」「功名が辻」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを手がけた大石静さん脚本のオリジナル作品。

 「私に売れない家はない!」と豪語し、客とその家族が抱える問題に首を突っ込み、あらゆる手段を使って解決することで、どんな客にも必ず家を買わせてしまうというスーパー営業ウーマン・三軒家万智(北川さん)の活躍を描く。17年5月にはスペシャルドラマも放送された。

 続編は、屋代(仲村トオルさん)と結婚した万智の前に、ライバルとなる「最強の家売るオトコ」留守堂謙治(るすどう・けんじ、松田翔太さん)が現れる。北川さんは「今回も驚きの方法で家を売って売って、売りまくります。テーコー不動産の皆さんと、平成最後に大暴れしたいと思います」と意気込みを語っている。今作は、結婚して環境が変わった万智が「ワケありツワモノ客」に家を売りまくるため奔走しつつ、強力なライバルに逆襲する姿を描く。

 ◇“スキャンダル専門弁護士”竹内結子が依頼者のために奔走

 10日にスタートする竹内さん主演の「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」は、情報を操作し、裏で社会を動かす“スピンドクター”を題材にしたオリジナルストーリーだ。主人公で弁護士の氷見江(ひみ・こう)は危機管理が専門で、法廷ではなくスキャンダルの裏側が主戦場。社会的窮地にいるクライアントを99.9%の確率で救ってきた“天才トラブルシューター”であり、必要ならばうそすら正義に変えてしまう敏腕の“スピンドクター”というキャラクター。そんな氷見のもとに、政治、芸能、スポーツなど各界のさまざまなスキャンダルの対応依頼が舞い込んでくる。氷見が依頼者を危機から救うべく奔走する姿を描く。

 演出は、歌手の星野源さんの「恋」や女性3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)」のミュージックビデオなどを手がけた映像クリエーターの関和亮さんが担当。また、ドラマには、ファッションブランド「グッチ」「バレンシアガ」などを有する「ケリング」、フランスの高級宝飾ブランド「ブシュロン」などが衣装協力している。

 竹内さんはドラマの見どころについて「言葉の掛け合い、そして毎回出てくるクライアントの問題を、どう解決していくのか、というところを楽しんでいただきたい」と語り、「台本を読んでいるだけでも、いったいどこでこんな仕掛けをしたんだろうと思うようなトリッキーな部分があるので、そういったところにも注目していただきつつ、登場人物たちのやりとりを楽しんで見ていただけたら」とアピールしている。スキャンダル専門の女性弁護士の奮闘が視聴者をスカッとさせてくれそうだ。

 ◇総合職出身の主人公・真木よう子が不振の銀行支店の立て直しに奮闘 

 21日にスタートの真木さん主演の「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」。18年4月に同局に新説されたドラマ枠「ドラマ Biz」(月曜午後10時)の第4弾となる同作は、1993~97年にマンガ誌「モーニング」(講談社)で連載された周良貨さん作、夢野一子さん画のマンガ「この女に賭けろ」が原作。

 よつば銀行で働く女性総合職の主人公・原島浩美(真木さん)が、営業課長に大抜てきされ、大胆な発想と行動力で業績不振の支店の立て直しに挑み、上り詰める様子を描く。天然な鈍感さと強さを併せ持つ浩美の決めぜりふは「恐れながら申し上げます」で、どんな相手にも臆せず正論を吐き、お客様第一の銀行員として、管理職として真っ当に仕事を進めていく。

 真木さんは「私が演じる原島浩美は物腰穏やかで、かつ天性の銀行職員という印象を受けました。何事にも穏やかな顔を貼り付け、核なる部分を切り込んでいきたいと思います」と意気込み、「とにかく、真木よう子を崩して、『エンターテインメント』のドラマをより多くの方々にお楽しみいただけるよう、頑張らせていただきます」とコメントしている。所属事務所を移籍して初の地上波の連続ドラマ主演となる真木さん演じる浩美が、どのような闘いを見せるのか期待だ。

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