内村光良:朝ドラで語り 紅白司会で高評価 番組P「言葉に優しさと慈愛」

19年度前期の朝ドラ「なつぞら」で語りを担当する内村光良さん
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19年度前期の朝ドラ「なつぞら」で語りを担当する内村光良さん

 女優の広瀬すずさん主演の2019年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の語り(ナレーション)を、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが担当することが、18年大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」の生放送中に発表された。内村さんがドラマ作品の語りを担当するのは今回が初めて。「ずっと見続けていた朝ドラからまさかの“語り”の依頼が! これは大仕事です。半年間毎朝自分の声が流れるのかと思うとプレッシャーもありますが、物語にこうして参加できることが何よりもうれしいです。頑張ります!」と意気込んでいる。

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 制作統括の磯智明プロデューサーは「昨年、紅白で拝見した内村光良さんの司会が素晴らしく、その言葉には優しさと慈愛があふれていました。きっとヒロイン・なつの半生を、太陽のように明るく照らし続けてくれるに違いない!と語りをお願いしました。くしくも紅白が発表の場になるとは!」と明かしている。

 「なつぞら」は、記念すべき100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。なつは大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。19年4~9月に放送。全156回を予定。

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