山口紗弥加:正義の専業主婦に 役作りで「自問自答」

2月2日スタートの連続ドラマ「絶対正義」で主演を務める山口紗弥加さん
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2月2日スタートの連続ドラマ「絶対正義」で主演を務める山口紗弥加さん

 女優の山口紗弥加さんが、2月2日スタートの連続ドラマ「絶対正義」(東海テレビ・フジテレビ系)で主演を務めることが7日、分かった。山口さんは、ある過去の出来事をきっかけに、間違ったこと、法を犯すものを許さない“絶対正義”を持つ専業主婦・高規範子を演じる。

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 ドラマは、読後に“嫌な気分”になる「イヤミス小説」で話題を集める秋吉理香子さんの同名小説(幻冬舎文庫)が原作のサスペンス。範子は、高校時代の友人の西山由美子、理穂・ウィリアムス、石森麗華、今村和樹と再会。やがて大きな音を立てて絶望的な破綻へと突き進んでいく……という展開。映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」などの西浦正記監督が演出を担当する。

 土曜午後の連続ドラマ枠「オトナの土ドラ」(毎週土曜午後11時40分)で2月2日から放送。全8話を予定。

 ◇山口紗弥加さんのコメント

 その「正義」は正しいのか? 「正義」って、誰のため? 堂々巡りの自問自答にかなりの時間を使いました。自分が演じる役に向かい、「範子! お願いだから私の前からいなくなって!」と台本を読みながら思ったのは初めてかもしれません(笑い)。

 私が演じる高規範子は、「正義」の権化であり、法律と規律に支配され取りつかれた“機械”のようにも映ります。彼女にとって、法律は世界一安全で、唯一安心できる場所。自分自身を守る鎧のようなものだと思います。範子のように結果だけを見て、「法的に正しいか、正しくないか」で判断することは、私にはできません。しかし範子の、他人の不正をただすだけではなく、自らも潔白であろうとする姿は気高く、美しいとすら思えるのは不思議です。

 このドラマは5人の女性の群像劇です。範子の「正義」が、それぞれの目線を通して描かれます。立場や状況、関係性によってさまざまに形を変える「正義」をぜひ、ご自身の目で確かめていただけたら幸いです。

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