なつぞら:次期朝ドラ主題歌にスピッツ 広瀬すずのポスタービジュアルも

公開された「なつぞら」のポスタービジュアル
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公開された「なつぞら」のポスタービジュアル

 女優の広瀬すずさんが主演で、4月からスタートする2019年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の主題歌「優しいあの子」を 4人組バンド「スピッツ」が担当することが19日、分かった。スピッツがNHK連続テレビ小説の楽曲を提供するのは初めて。また、写真家のアンディ・チャオさんが撮影したドラマのポスタービジュアルも公開。農作業を終えて一息ついた広瀬さん演じるヒロインの姿がみずみずしく写し出されている。

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 「なつぞら」は、記念すべき100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びたものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう、吉沢亮さん)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。4~9月に放送。全156回を予定。


 ◇スピッツの草野マサムネさんのコメント(以下原文のまま)

 記念すべき“朝ドラ”100作目、大好きだった「おしん」や「あまちゃん」のようにインストがいいのでは? とも考えましたが、今回は歌ありです。ドラマタイトルが「なつぞら」なのに詞がかなり冬っぽい仕上がりになってます。これには理由がありまして、お話をいただいてから何度か十勝を訪ねました。そこで感じたのは、季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を想わずにはいられないということ。「なつぞら」は厳しい冬を経て、みんなで待ちに待った夏の空、という解釈です。広く美しい北海道の空の力で書かせてもらいました!

 ◇制作統括 磯智明さんのコメント

 一昨年の秋、とかち帯広空港に初めて降り立ったとき、目に入ってきたのは圧倒的な青空でした。果てしなく続く十勝平野の大きな空です。そしてそのとき、啓示を受けたように、スピッツのメロディが空から舞い降りてきたのです。本当に! このときから「主題歌はスピッツ」と決めていたと思います。ポエティックな優しい歌詞、美しく心地よいメロディ、夢と希望に満ちた世界観。オファーをして知ったのですが、スピッツの草野マサムネさんは“朝ドラ”の大ファンだそうです。相思相愛から生まれた楽曲はまさにパーフェクト! ドラマとともにすてきな一日の始まりを演出してくれるはずです。

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