中川大志:「なつぞら」で8年ぶり朝ドラ 広瀬すずの同僚役で再共演

19年度前期の朝ドラ「なつぞら」に出演が決まった中川大志さん
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19年度前期の朝ドラ「なつぞら」に出演が決まった中川大志さん

 女優の広瀬すずさんが主演で、4月1日から始まる2019年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」に、俳優の中川大志さんが出演することが1日、分かった。中川さんは11年放送の「おひさま」以来、8年ぶりの朝ドラとなる。アニメスタジオ「東洋動画」で広瀬さん扮(ふん)するヒロイン・なつの同僚となるの監督見習いの坂場一久を演じる。

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 広瀬さんとは資生堂「シーブリーズ」のCMで共演した経験のある中川さん。今回、演じる坂場は、絵は描けないが、アニメの知識は人一倍多く、企画力に優れ、思いもよらないストーリーを考えつく。その一方で要領が悪く、無理難題を言って、アニメーターたちをいつも困らせる。なつも初めは苦手意識を感じるが……という役どころ。

  中川さんは「僕が演じる坂場一久は、一見とっつきにくい変わり者に見えますが、まだ始まったばかりの日本の“漫画映画”の世界で新しいことにどんどん挑戦したいという野心にあふれた人物です」と紹介。

 さらに、「なつや坂場たち若いアニメーターが、衝突しながらもお互いの思いを理解し合って一つのチームになっていく様子は、演じていても面白いですし、青春だな!と感じます。日本のアニメーションの歴史も感じてもらえると思います。憧れの世界に飛び込んだなつが、その中で何を感じ、どこへ向かっていくのか、楽しみにしていてください」とアピールしている。

 「なつぞら」は、記念すべき100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。

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