長谷川博己:主演大河「麒麟がくる」に勝算ありも 「まだラーメン作りを終えたばかりで…」

2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の新キャスト会見に出席した長谷川博己さん(前列中央)ら
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2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の新キャスト会見に出席した長谷川博己さん(前列中央)ら

 俳優の長谷川博己さん主演で、2020年に放送されるNHKの大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の新たな出演者が8日、東京・渋谷の同局で発表された。新キャストはお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さんや女優の沢尻エリカさん、門脇麦さん、歌手の石川さゆりさんら。織田信長を俳優の染谷将太さん、斎藤道三を本木雅弘さんが演じることも明らかになった。明智光秀役を1年間にわたって務める長谷川さんは同日、同局で行われた会見に出席し、「この面白い豪華キャストの真ん中に立たせていただけるということで、本当にこれはすごいことなんだなあと、今から武者震いしております」と心境を語った。

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 長谷川さんは「とにかくもうこのキャストで、この作品ならば、期待させるのもアレですけど、確実に面白くなると思います。勝算はあります」と自信を深めた様子。「明智光秀も死なないんじゃないかって」と冗談も飛び出し、「自信はあります。ぜひ楽しみにしてください。精いっぱい僕も真ん中を務めさせていただきたいと思います」と力を込めた。

 一方で現在は、インスタントラーメン作りに邁進(まいしん)する立花萬平役で、同局の連続テレビ小説「まんぷく」に出演中。先日クランクアップを迎えたものの、「まだラーメン作りを終えたばかりで、この大河ドラマの重厚な雰囲気についていけなくて……」とこぼし、会場を沸かせていた。

 「麒麟がくる」は、安土桃山時代の武将・明智光秀が主人公。1991年放送の「太平記」を手がけた池端俊策さんによるオリジナルで、大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけ愛をかけて戦う、戦国のビギニングにして「一大叙事詩」になる。

 私怨により本能寺で織田信長を討った謀反人のイメージを覆す、勇猛果敢かつ理知的な天才・明智光秀を、史料がほとんど残っていない20代の青春時代から描写。また、革新的な「魔王」のイメージが強い光秀の主君・信長についても、最近の研究で見直されている保守的かつ中世的な側面も強調し、父の信秀から実直に受け継いだ財政面、経営面での才覚も描く。さらに親子2代で美濃を乗っ取ったという説に基づく斎藤道三、反織田勢力を自由自在に操り、室町幕府の再興をなそうとする権謀術数に長(た)けた第15代将軍足利義昭や、若く野心にあふれる細川藤孝、松永久秀、今川義元など、ひと癖もふた癖もある群雄たちが、戦国時代を舞台に、縦横無尽に活躍する内容になるという。

 大河ドラマは現在「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」が放送中で、「麒麟がくる」は2020年1月スタートを予定。

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