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るろうに剣心:佐藤健主演映画シリーズ最終章製作 2020年2作連続公開 十字傷の謎と縁との戦いを描く 

映画 マンガ
(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会

 和月伸宏さんの人気マンガを俳優の佐藤健さん主演で実写化した映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)シリーズの最終章が製作され、2020年夏に2作連続公開されることが12日、明らかになった。2014年9月に公開された「るろうに剣心 伝説の最期編」以来、約6年ぶりに新作が公開される。

 最終章では、これまで語られることのなかった剣心の「十字傷の謎」に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実(ししお・まこと)を操っていた「シリーズ最恐の敵・縁(えにし)」との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の二つの時代を通して描く。原作の最終章にあたる「人誅編」をベースに、OVA化され高く評価された人誅編の一部となる「追憶編」と、志々雄真実との壮絶な戦いの後の、これまでの剣心の生き方すべてに決着をつける「人誅編」のクライマックスまでの物語を映画化する。剣心(佐藤さん)の頬に傷が一つ入った姿をとらえた場面写真も公開された。それぞれの本編タイトルは後日、発表される。

 佐藤さんは、最終章について「毎回どの作品も全力で演じていますが、『るろうに剣心』に関しては、やはり特別な思いがあります」と思い入れを語った上で「この2部作は、剣心の十字傷の秘密(剣心の過去)を描いていることもあり、剣心にとって間違いなく一番重要なエピソードです」と話している。前作については「『京都大火編/伝説の最期編』を終えたときから、もしこの続編を作るとしたら一番難しいと感じていました。僕自身が絶対に作りたいと思っていたエピソードを撮影できる毎日を通して、これが自分にとってとても大切な作品になると実感しています」と語っている。

 最終章もメガホンをとる大友監督は「続編を製作するなら“絶対に前作を超えなければならない。新しく驚きに満ちた『るろうに剣心』でなければならない”と考えていました。『るろうに剣心』シリーズは、すべてのキャスト・スタッフがそれぞれレベルの高いところを目指し、日本映画というカテゴリーを取っ払うような、常に自らの限界を超えていく映画作りを目指しています。私たちは過去3作品を通して“誰も見たことのない日本映画”を作る大変さを実感していましたので、その挑戦がまた始まると強く感じました」と語っている。

 また、今回の物語を撮影するにあたり、大友監督は「このシリーズには絶対に欠かせないエピソードであり、主人公『緋村剣心』の人間性に踏み込んでいくことになる頬の傷の話を描くにあたって、もう一度『るろうに剣心』と対峙(たいじ)することへの覚悟を問われる感じがしました」と話している。さらに「今回描く物語は、ファンの方が一番大事にしているエピソードだと思いますし、初めて『るろうに剣心』を見る方にも届くような深い物語でもありますので、最終章は気合を入れ直し、今、全身全霊で挑んでいます」と明かしている。

 前作公開から5年がたって製作される理由について、小岩井宏悦プロデューサーは「この5年間は、前3作品を一緒に作った同じキャスト・スタッフを再集結し、前作を超えるシナリオと誰もが納得する新たなキャストを準備し、前作の過酷な撮影を忘れるために必要な時間でした。アクションエンターテインメントとして圧倒的な進化を見せられるというワクワク感はもちろん、物語としても、シリーズ初となるラブストーリーの要素も持った剣心の過去を描く十字傷のエピソード、また、剣心が人斬りだった自分の生き方に答えを見つけるエピソードは共に普遍的で、なおかつ今日的なテーマ性があり、これまでこのシリーズを支えてくれた観客の皆さん、そして、新たなお客さんのために絶対に作るべきだ、と超大作となる今回の2作の製作を決意しました」と語っている。

 5月から元号が「令和」に変わるが、佐藤さんは「日本が新時代に入ります。そして30歳になり、僕自身も新しい時代に突入します。新しい時代を作るために、自分も生きていくということを、今、感じています」とメッセージを寄せている。

 「るろうに剣心」は、幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられた剣心(佐藤さん)が、明治維新後“不殺(ころさず)”を誓った流浪人(るろうに)として、さまざまな敵と戦う中で新たな時代の生き方を模索していく……というストーリー。実写映画は、12年8月公開の「るろうに剣心」、14年8月公開の「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」があり、シリーズ累計の観客動員数が980万人、興行収入が125億円を突破した人気作。

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