緊急取調室:吉田鋼太郎が最終章のキーパーソン 初共演の天海祐希を「精神が美しい」と絶賛

連続ドラマ「緊急取調室」に出演する吉田鋼太郎さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「緊急取調室」に出演する吉田鋼太郎さん=テレビ朝日提供

 女優の天海祐希さん主演の刑事ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第3シーズンが第9話(6月13日放送)から最終章に突入し、キーパーソン役で俳優の吉田鋼太郎さんが出演することが13日、明らかになった。吉田さんは、天海さん演じる真壁有希子が率いる「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)が挑む“最後の事件”の鍵を握る中学校の元校長・染谷巌を演じる。天海さんと吉田さんは、今回が初共演。第9話は15分拡大で放送。

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 最終章では、キントリが、かつて自供を引き出せなかった同級生殺人事件と、本件との関連性が疑われる医大生殺人事件に挑む。有希子らはわらにもすがる思いで、二つの事件の被告・北山未亜(吉川愛さん)と被疑者・藤井卓生(坂東龍汰さん)をかつて山の土砂崩れから救出した地元中学の元校長・染谷巌を訪ねる……という展開。

 天海さんは初共演となる吉田さんについて「舞台は何度も拝見し、その確固たるお芝居にいつも圧倒されていました」といい、今回の現場で吉田さんの演技に驚嘆。「たくさんお話もさせていただき、これだけ引っ張りだこである理由が分かりましたし、私ももっと頑張らなければ……と思いましたね」と語っている。

 一方、吉田さんは天海さんについて「いや~、ビックリしました! 一言で言うと“正しい人”。気の使い方も適切だし、信念を持っているし、お芝居も揺るぎない。何といっても、精神がとても美しいんです」と絶賛し、「一緒にお芝居をするたび、自分もきれいになった感じがするんですよ」と語った。

 吉田さんが演じる染谷は、寡黙ながらも熱い思いを胸に定年後は防災講義に励んでいる男。その設定のため今回は「この作品の特徴である“言葉の銃撃戦”よりも、心理的なやりとりの方が圧倒的に多いんです」と吉田さん。ただ、「キントリ」名物となっているという撮影合間に繰り広げられる“言葉の銃撃戦”は堪能したようで、「もともとコヒ(小日向文世さん)さんがよくしゃべるのは知っていたんですけど、天海さんもご自分の意見をちゃんとおっしゃるし、でんでんさんはおもに自分のことをしゃべる! こんなに皆さんがおしゃべりになる現場は初めてです」と笑顔で語った。

 天海さんは、撮影もあとわずかという本作について「私自身もとても好きな現場なので、本当は毎日をもっと楽しみたいのですが、撮影も佳境の今は山場続き。何よりも撮影できちんとやり遂げなければならないことを念頭に置いている状態なので、日々があっという間に過ぎてしまうんです」といい、「とにかく今は全撮影が無事に終わることを祈りつつ……! 最後まで走り続けたいです」と思いを明かした。

 「緊急取調室」は、可視化設備の整った特別取調室で容疑者を取り調べる警視庁捜査1課の専門チーム「キントリ」のメンバーたちが、数々の凶悪犯と心理戦を繰り広げる姿を描く。井上由美子さんによるオリジナル脚本で、第1シーズンは2014年1月期、第2シーズンは2017年4月期に放送され、2015年9月にスペシャルドラマも放送された。第3シーズンでは被疑者にもかかわらず、さまざまな立場の“油断ならぬ女たち”がキントリチームを翻弄(ほんろう)する中、決死の覚悟で事件の裏にある真実を暴いていく。

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