NHKは6月17日、東京渋谷区の同局で会見を開き、2020年1月から放送される大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の出演者を発表した。長谷川博己さん演じる主人公・明智光秀の生涯のライバルで、後の豊臣秀吉となる藤吉郎役を佐々木蔵之介さん、光秀の正室となる煕子(ひろこ)役を木村文乃さんが演じることが発表された。またドラマの語りを歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが担当することも発表され、書家の中塚翠涛さんが手がけた作品の題字もお披露目された。
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ほかに、斎藤道三の側室・深芳野(みよしの)役を南果歩さん、斎藤道三の有力家臣の一人となる稲葉良通役を村田雄浩さん、明智家家臣の藤田伝吾役を徳重聡さん、織田信長の生母・土田御前役を檀れいさん、13代目将軍足利義輝の弟・足利義昭役を滝藤賢一さん、今川義元役を片岡愛之助さん、光秀の生涯の友・細川藤孝役を眞島秀和さん、藤孝の義兄・三淵藤英役を谷原章介さん、そして若き光秀に大きな影響を与える戦国武将・松永久秀役を吉田鋼太郎さんが演じることも発表された。
会見には、長谷川さんと新たに発表された出演者11人が出席。「風林火山」以来13年ぶりの大河出演となる佐々木さんは、会見に臨む前、豊臣秀吉を演じてきた歴代の俳優をネットで調べたこと振り返り「もうたくさんの先輩方がいて歯が痛くなった……」と重圧を感じつつ、「前回の記者会見で光秀は死なない気がすると言っていたが、そんなことはさせない」と気合を入れた。また、木村さんは、長谷川さんと夫婦役を演じるのは2度目で「今回も決してハッピーエンドではない。それまでの時間をそばにいて支えられたら」と語った。
「麒麟がくる」は、1991年放送の「太平記」を手がけた池端俊策さんによるオリジナル作品。ひと癖もふた癖もある群雄たちが、戦国時代を舞台に、縦横無尽に活躍する内容になるという。
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