富田望生：若きバイプレーヤーが“元レスリング選手”に　川口春奈、葵わかならと木村拓哉の教え子役

　連続ドラマ「3年A組－今から皆さんは、人質です－」（日本テレビ系）やNHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「なつぞら」などで話題の女優・富田望生（みう）さんが、木村拓哉さん主演のフジテレビ開局60周年特別企画のスペシャルドラマ「教場」に出演することが6月19日、明らかになった。出演作で次々と存在感を発揮し、“若きバイプレーヤー”として評価を得ている富田さんは、木村さん扮（ふん）する冷徹な警察学校教官・風間公親（かざま・きみちか）の教え子で、元女子レスリング選手という経歴を持つ枝元祐奈（えだもと・ゆな）を演じる。

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　「レスリングといえば吉田沙保里選手が浮かんでいて、あんなふうにいろいろな“強さ”を持っている人でいたいなと思いました」と話す富田さん。「クランクイン前の訓練はめちゃくちゃ厳しかったです。常に集中していましたし、厳しさに震えることもありました。でもそこに負けない精神力を鍛えられているような気がして、心地よい緊張感でした」と明かしており、「現場で自分が役としてどう動かされていくのかとても楽しみです。撮影をしていく中でさらに精神を鍛えて、もっともっと強くなって成長して、皆さんに良いものをお届けできればと思っております。楽しみにしていてください」とメッセージを送ってる。

　そのほか風間（木村さん）の教え子として、工藤阿須加さん、川口春奈さん、林遣都さん、葵わかなさん、井之脇海さん、味方良介さん、村井良大さんの出演も決定した。

　工藤さんは生徒役の中で物語の語り部となる優等生の宮坂定（みやさか・さだむ）、川口さんは風間教場一の美貌を誇り、風間にも取り入ろうとするなど、自信過剰な菱沼羽津希（ひしぬま・はづき）役。林さんは警官の息子でありながら、さまざまな職を転々としてきたクラス一の落ちこぼれ、平田和道（ひらた・かずみち）を演じ、葵さんは気が弱く、体力にも自信がない自分を変えるために警察官を目指す岸川沙織（きしかわ・さおり）、井之脇さんは拳銃マニアという趣味が高じて警官を目指すことになった南原哲久（なんばら・てつひさ）を演じる。

　原作は、警察学校で極限状態を生き抜く生徒それぞれのよこしまな思惑を監察力にたけた教官が暴いていくミステリー作品。過酷な警察学校で覚醒していく生徒たちの青春物語であり、厳格なカリスマ教師が個性あふれる生徒たちと向き合う人間教育の物語でもある。「週刊文春ミステリーベスト10」（2013年）第1位、「このミステリーがすごい！」（14年）第2位を獲得した。

　ドラマは2020年新春に2夜連続で放送される。