Diner ダイナー:藤原竜也「俺はここの王だ!!」連発 声色&リズム変えて10回以上撮影

映画「Diner ダイナー」のビジュアル(C)2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作
1 / 1
映画「Diner ダイナー」のビジュアル(C)2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作

 俳優の藤原竜也さんの主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)のメーキング映像が6月28日、公開された。藤原さん演じる主人公・ボンベロが「俺はここの王だ!!」と言い放つシーンのメーキングで、声色やリズムを変えて10回以上も同じせりふを言う姿を収めている。

ウナギノボリ

 蜷川監督は、このせりふの撮影は複数のパターンを撮るようにしていたといい、藤原さんは蜷川監督の撮影方法について「撮った芝居をOK、もしくはキープしてもう一つ、もう1カット、異なる感情のものを撮る、というのが多かったです。実際にどのカットをチョイスするかは監督がつなげてみてジャッジするのですが、僕としては新鮮で楽しく、何度も違うアプローチでチャレンジさせてもらいました」と振り返っている。

 「俺はここの王だ!!」というせりふについて蜷川監督は「作品の方向性を決める大事なせりふなので、何パターンも撮っていて。もっと変わったパターンをやってみようかとか、あと一つなにか足すとどうなるんだろうと欲張りながら撮影をしているうちに、あんなすごいのが出てきて。結果、一番振り切れているものを使ってるんですけれど、そういう相談をしながら挑戦できたっていうのがすごく大きかったと思います」と、明かしている。

 映画は、平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」(ポプラ文庫)が原作。天才シェフで元殺し屋のボンベロ(藤原さん)が店主を務める殺し屋専用のダイナー(食堂)を舞台に繰り広げられるサスペンスエンターテインメント。孤独な人生を送ってきたオオバカナコ(玉城ティナさん)はある日、怪しいバイトに手を出したことがきっかけで、ボンベロが取り仕切る殺し屋専用のダイナーにウエートレスとして身売りされる。カナコが来たことにより、殺し屋同士の暗黙のルールが崩れていき……というストーリー。

映画 最新記事